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鳶服ができるまで~第三回 仕上げ・お客様のご要望と豊多屋のこだわり~【新宿 豊多屋】

鳶服専門店『新宿豊多屋』様が送る連載コラム第3回!今回は鳶服の仕上げや、豊多屋製品に込められたこだわりについてお話していただけるようです・・・!

過去記事はこちら!

(第一回:記事を選ぶ

(第二回:既製品とオーダー品

 

新宿 豊多屋では既製品、オーダー品の縫製が終わると、仕上げの段階に入ります。
既製品の七分ズボンは手作業ですべてのボタンやカギホックを取り付けています。
オーダー品はボタンホールを施した後、同様にすべてのボタンを手作業で付けていきます。

オープンシャツ、手甲シャツの既製品のボタンは工場で付けて完成されてきますが、私どもでさらにその上から太い糸で付け直し、手甲のコハゼを糸で留めていきます。
また、当店の七分ズボンの股の部分はファスナーではなく、ボタンが3つ付いています。ファスナーは壊れると修理が出来ませんが、ボタンなら取れれば誰でも、何度でも付け直すことが出来るという理由でボタンを採用しているのです。
すべてのボタンを時間をかけて丁寧に縫い付けることによってより丈夫な作業服となり同時に当店の製品をお使いいただくお客様の安全な作業をお手伝い出来ると思っております。また、当店でお買い上げ頂いた商品が破けてしまった場合も父が丁寧に修理を承っています。(破れがひどく修理ができない場合を除きます)

鳶服2

ところで、新宿 豊多屋のタグは他のメーカーさんの商品とは違って、七分ズボンの内側に付いているのを
ご存じですか?先代(私の祖父)がまだ存命だった頃、「買って頂いたお客様に当店の宣伝をさせては申し訳ないから内側に付けている」と言っていたのを覚えています。
お客様の中にはタグを外側に付けてほしい、カギホックをもう一つ増やして欲しいなどのご要望を頂く事が
ある為、出来る限りご要望にはお答えしたいと考えています。

最近では、身長が昔に比べて高くなっていると同時に手足も長くなって来ているように感じます。
時代の流れに沿って、お客様の多くのご意見やご要望を伺い、良い伝統は受け継ぎつつ商品の改良に繋げて行くことが今後の新宿 豊多屋のミッションではないかと思っています。

店舗情報

新宿 豊多屋

住所
〒169-0073 東京都新宿区百人町1-6-9 JR山手線 新大久保駅から徒歩3分

お問い合わせ
Email:shinjuku_toyodaya@yahoo.co.jp
TEL:03-3209-3558
mobile:080-4344-3558

定休日
毎週水曜日
※年末年始、お盆休みあります。

友達にも鳶の事を教える。

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