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【知って得する!足場の種類特集!】 張出し足場 編

 数多くある足場の種類を解説していこうというこの特集、今回は「張り出し足場」について紹介していきます!
これまで紹介した足場と比べると特殊な足場ということもあり、あまり縁のない職人さんも多いかもしれませんが、足場に携わるものとして知ってて損はないと思いますよ!

 

普通に足場が組めない・・・そんな時に大活躍!ピンポイントな仕事人!

張り出し足場とは、隣接して既設の建物があったり、工事中の建物と道路との間が狭い等の理由によって、地面から本足場を組み上げられない場合に、工事中の建物の躯体に張り出し材を取り付けて、その上に本足場を設置する、といったつくりの足場です。
張出し足場最大の特徴は、なんといっても躯体に打ち込んで本足場を設置するための土台となる張出し材の存在でしょう。

張出し足場

(参照:http://simple-plus-one.jp/blog/diary.cgi?no=804

この張り出し材は巨大なブラケット材を思わせる構造になっており、上に立つ本足場の全荷重を一手に引き受けることになる張出し足場の生命線です。この張り出し材は主に躯体へアンカーボルト等で取り付けることになります。

張出し足場を組む場合は、いずれも作業場が悪条件下にあり、構造的にも特殊な足場となっているため、事前に取り付け部分の強度の計算など、設置環境の検討をすることと、作業に当たっての細心の注意が必要とされます。このように張出し足場は非常にデリケートな足場なのです。

 

いかがでしたか?このように大変扱いが難しい張出し足場ですが、逆に言うとこの難しい足場でなければ手を出せない現場も少なからず存在するということです。
次回はそんな張出し足場と同じく、珍しい足場の一種である「吊り足場」についてご紹介する予定です。こうご期待ください!

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