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風対策は大丈夫?足場作業中の春一番に注意!

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立春が過ぎると吹き始める「春一番」

足場業界にとって、天敵のひとつが「強風」。
春一番は、しばしば、足場倒壊の原因を作ることが多い、春先の困りものです。

1回に限らず、二番手、三番手のように、強い風が続くこの時期、強風対策について知って備えましょう。

春一番が吹く時期とメカニズム

春一番は、春先2月中旬から、3月にかけて吹く強い南風で、もともとは江戸末期に起こった海難事故から呼ばれるようになった言葉だそうです。
元祖春一番が歴史に登場したのは1859年3月17日のこと。突風で船が転覆して53人もの漁師が亡くなる事故になりました。
天気予報も十分でなかった時代は、天気の急変で起こる事故は多かったことでしょう。

この記録をさかいに、春先の強い南風を春一番と呼ぶようになったそうです。
春一番が吹く原因は、移動性の高気圧と低気圧が交互に日本にやってくる、「春型の気圧配置」が起こることで発生します。
このとき、風速8mを超える風が起こり、時速では28.8mの記録もあるそうです。

全国どこでも観測されると思われていますが、早いのは北陸地方。
逆に、沖縄、山梨は立地条件により大して強い風にならず、長野・東北・北海道では、冬が長いことから強い風は吹いても、春一番とは呼ばれないようです。

足場業界にとっては怖い春一番

春の訪れは嬉しいけれど、春一番は足場業界にとっては怖い事故につながる面倒な一面もあります。
2016年2月には、春一番が建設中の足場倒壊事故を招いて、大きなニュースになっています。

こちらは3月になってから起こった倒壊事故です。上のケースと同じく、シートをそのままにしておいたのが倒壊を招いた原因のようです。

春一番が起こす足場のトラブルの多くは、「風仕舞い」が徹底されていなかったことが原因になっています。

風仕舞いの徹底で倒壊事故を予防!

足場の風仕舞いの基本は「風を貯めさせない」「壁つなぎや補強の徹底」が要チェック!
足場のタイプや形状でも、チェックしておくべき要点は少しずつ変わります。先輩や監督の経験もモノをいうところです。

一定以上の風速を超えると、転落防止のために作業そのものが中止となってしまうと、風仕舞いを完了させられず、撤収しなければならなくなるリスクも出てきます。
これを避けるためには、「早め、早目の風仕舞いを心がける」のも、大きなポイントでしょう。

ブレ―ズや拭き上げフックの設置が徹底されているか?も要チェックです。
思わぬヒューマンエラーが原因の事故は意外と多いもの。安全対策の徹底が大切です!

友達にも鳶の事を教える。

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