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もっと鳶道具!中村名人のメンテナンス教室 ~水平器のトリセツ~

水平器2

鳶職人の仕事で「あると便利、ないと不便」な代表選手、水平器

ラチェットやハンマーほど目立ちはしないんだけど、持ってないと確実に困る場面が登場します。
特にくさび足場だとキレイな根がらみを組むうえでなくてはならないアイテムでしょう。
そんな水平器は「意外とオシャレが楽しめるアイテム」だと中村名人。「腕の見せ所です」という、カスタマイズの数々を拝見しつつ、話を進めました。

メンテは不要!でも気を付けてほしいこと

まずはこれを、と見せていただいたのがこちら

水平器1

水平器3

「いつもとおりtajimaの爪加工を、エビスの水平器に施しました。」

ベルトにぴたりと収まっている水平器、かっこいいですね。

「ここからがぼくの見せ所なのですが・・・まだまだ手間暇がかかるので。」

これで、まだカスタマイズは途中なんだそうです。ところで、中村さん、水平器ってメンテナンスが必要なものですか?

「水平器のメンテ・・・とくにないですけど、気をつけて欲しいのは狂うことですね。」

なるほど、特にメンテナンスするような可動部分があるわけじゃないし、基本はなにもしなくてもOKってことですかね。「狂う」とはどんな原因で起こるのでしょう?

「水平器は土台がほぼほぼアルミで出来てます。長年使ってくるとやはり、凹んだり、土台がスレたり、多少の誤差がそこで生まれます。それで、正確に水平を出せなくなってしまうことがあるんです。」

狂いを見分けるのはまず「感覚」から!

なるほど、水平器なのに、水平じゃなくなってしまうんですね。狂いを見分けるのにはどうします?

「ぼくは水平器で見て、自分の目で確かめます。あまりにもおかしいよな?と思うときはほかの人の水平器と並べて、見比べます。」

まずは、自分の感覚でチェックするわけですね。

「でも、水平器使うのはまずそんなにレベルを出さなくていい時だけです。ガッチリやるときは、ほんちゃんのレベルを使いますからね。水平器は基本パイプで手すりを取り付けたり、ちょっとした作業で使うぐらいですかね・・・」

なるほど。でも、ないと不便ですね。仕事では、どんな時に使いますか?

「はい、ないと不便です!確実に要ります!だいたい、こんなもんでいいでしょ?!そんな時に水平器を使います(笑)きちっとした仕事をする時は、基本測って、数字を出すので、水平器はいらないのです。これはぼくら鳶に言えることです。」

なるほど!分かりやすいです。地味だけど、ないと、不便なアイテム、オシャレしやすいかも。

「そうですね、確かに(笑)」

カスタマイズしどころ!楽しいですね。おすすめメーカーとかってありますか?

「昔は磁石の強弱がありましたので…これがいい、とかありましたけど、今はどの水平器も磁石が全て強いので、どのメーカーさんもいいと思いますよ。」

そうすると、好みで選べる感じですね。

「はい、まさに好みですね。塗装やストーンで飾れる面積が広いので、カスタマイズは楽しめますよ。」

中村工房お得意の水平器を一挙公開!

先ほど、水平器の「狂い」と底面のお話がありました。底面はデコることはできないんですか?

「デコる分には全然問題ないと思います。ただ水平器は、よくどこかに当たる、接地面が大きく広いので、ストーンなのでデコってもすぐに石が剥がれます。
石をデコる技術があるならなんぼやってもいいと思いますが、ないのなら、石の無駄遣いになるので…ラインストーンなどのデコりはオススメ出来ません。」

土台とはこの部分です。日本で初めてこの加工をしたのはぼくだと思います(笑)とのこと

「これに、なんの接着剤を使ってるいるかは言えませんが…接着剤等をつかって、止めてるのは間違いないです。」

中村工房では、同じ手法でスケールにもストーンを施したお揃いの加工もできるそうです。

さらに、ベルトに着け外しができる、フック取り付けなど、他にない工夫が魅力ですね。

さらにオリジナルなペイント塗装を施したシリーズも!

「この塗装の加工はどこにもできないと思います。」

水平器もおしゃれしたい!こだわりたい!という人は、ぜひ、一度、中村工房にコンタクトをとってみるいといいかも!?

友達にも鳶の事を教える。

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