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現場でも自宅でも役に立つ!避難情報の読み解き方

台風が目白押しの季節になりました

普段でも台風シーズンなのに、今年は南半球の海水温が高いせいで、いつもの年以上に台風が連発で日本近海へやってくる可能性が高いんだそうです。
納期が迫っている仕事を抱えていると、悪天候はとても心配。特にゲリラ豪雨や落雷が心配されるこの時期は、突然天候急変で、避難情報発令!なんてことも。

夏から秋は天気の急変が起こりやすい時期。万が一のために避難情報の意味の違いを知っておきましょう。

避難情報にも種類と違いがある

台風や高波、局地的な集中豪雨などでは、「避難情報」が発令されることがあります。
テレビでは画面の上の方にテロップで流されたり、NHKでは画面に枠があらわれて大きな文字で避難情報を流すこともあります。
スマホの気象アプリなどでも、豪雨の時は避難に関する情報を警告音つきで届けてくれると思われます。

「チャランチャランとうるせーんだよ。うぜぇ。」なんて面倒がらずに、とりあえず内容は必ずチェックはしておきましょう。
スマホアプリの気象情報は、ほぼ、リアルタイムで送信されるため、ラジオやテレビよりも早く察知できる強みがあるからです。

避難情報には、

・避難準備

・避難勧告

・避難指示

・避難命令

の4種類があり、上から順に避難の緊急度合いを段階的に表しています。

こう書くと、

「あ、避難命令が一番強いのね。んじゃ、命令が出たら避難すればいいってことね?」

と思われてしまいそうですが、それ、とっても危険です!
「え?どーゆーこと?」と思う職人と監督のために詳しく説明しましょう。

避難の目安は避難勧告!可能なら「避難準備」の段階がベター

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避難情報は、避難準備⇒避難勧告⇒避難指示⇒避難命令

の順に緊急性が強くなります。サッカーの審判でいうと、避難命令がレッドカードの一発退場。つまり、絶対出て行かないとダメな状況です。
しかしサッカーと違って避難命令が出る状況だと外は非常に危険な状況になってしまっていて、すんなりと避難所にたどり着ける保障なんてありません。

西日本豪雨災害では、避難のタイミングが遅かったために溢れた川の水に飲まれたり、土砂災害で落命された方も少なくありませんでした。
もっとも安全性を確保して避難するなら、避難準備の段階での避難がベターです。

避難勧告の段階では、相当危険は身近に迫っていると見て、避難所に早目に移動した方が良いと考えましょう。
避難指示が出た段階では、地形や状況によっては既に避難自体が危険な状況になってしまう可能性が高まります。

長期滞在で仕事をしている時など、滞在先の不慣れな環境で悪天候に見舞われて気象警報が!なんてこともあるかもしれません。
不慣れな現場周辺の場合は、非難すべき場所がよくわからなくて逃げ遅れる可能性もありえます。避難場所に着くまでのタイムロスも含め、早め、早めの判断をすることも安全確保に役立ちます。

友達にも鳶の事を教える。

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