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緊急事態発生!冬だからこそ気を付けたいオーバーヒートの兆候と対策

社用車や通勤マイカーで走行中に、「なんだか最近、水温高いなー?」と思っていたら、突然車の音がおかしくなった!?

そんな時、チェックしてほしい、オーバーヒートの兆候と対策についてまとめます。

エンジン異常加熱!オーバーヒートが起こった時のわかりやすい兆候とは?

オーバーヒートとは、車のエンジンが想定以上の高温になってしまった状態。つまり、熱くなりすぎの時を指します。

夏が多いと言われますが、実は冬も冷却水の凍結などのトラブルが原因で発生するケースがあるそうです。

オーバーヒートが起こると、車は様々な異常現象が表れます。

なってしまってからだと、一度上がった温度を下げるのは簡単なことではないですし、故障の直接的な原因ともなります。
オーバーヒートは兆候を早めにチェック、してすぐに必要な措置をとることが大切!まずは五感で分かりやすいオーバーヒートの兆候を知っておきましょう。

1.水温計の異常

水温計が、真ん中を超えてHに急激に近づくとオーバーヒートしかけている可能性が! H を振り切ると完全にオーバーヒートなので、その前に後述する対策を講じる必要があります。

2.車内空気の焦げ臭い匂い

車内ヒーターのどこかに水漏れをしていてオーバーヒートになる場合は、車内の空気の匂いが焦げくさかったり薬臭いような、いつもと違う異臭がすることがあります。

3.運転席や助手席の足元に水たまり

ヒーターの水漏れが原因の場合は、水漏れの場所によっては助手席や運転席の足元に、漏れた水が溜まってくる場合があります。
この場合はラジエーター内の水の量が少ないので、急激にオーバーヒートが進むことがあり要注意です。

更に五感でわかる症状の他に、運転操作に対する車の反応で気づく症状もあります。

4.アクセルを踏んでもなかなか加速しない

オーバーヒートの兆候があると、加速が悪くなります。
エンジンをふかすと回転音はするのにスムーズに速度が上がっていかない時は、オーバーヒートになりかけている恐れが。水温、その他を確認しましょう。

5.エンジン音の異常

エンジン音が普段と違った音になり、ガクガクするような動きがあったり、アクセルを踏んだ瞬間にノックするような衝撃が起きることがあります。なんとなく、エンジン音をうるさく感じる人も多いようです。

オーバーヒートは渋滞などで「発進と停車を短い時間で繰り返し、風があまり当たらない環境」になると起きやすいと言われます。
夏の渋滞中にオーバーヒートがたくさん起こるのは、これに高温が加わるから。冬だから大丈夫、というものではないんですね。

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オーバーヒートかも?と思った時にやってはいけないこと

オーバーヒートかも?と思ったら、次の処置をとりましょう。

・道路脇のコンビニなどの駐車場に車を入れて車を停車
・ヒーターをつけて車内エンジンに風を当てる
・可能であれば、ボンネットを開けるなどして車のエンジンの熱を下げる

絶対やってはいけないことは、「車の給水口を開くこと」です。
加熱で沸騰した冷却水が吹き出して火傷などの危険があるばかりか、急激にエンジンの温度を下げることで、空焚きになったエンジンに穴が開いて、使い物にならなくなる危険があります。
速やかに応急措置をとった後は、JAFに連絡するなど、故障と事故回避を最優先にしましょう 。

友達にも鳶の事を教える。

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