第1回 高所で作業している姿に憧れこの世界に!

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すべての職種において、人それぞれで目指す方向が違うのはあたりまえ。自らが目標にする鳶像は「信頼、そして尊敬される鳶」だと話す坂野さんの仕事ぶりをお伝えしよう。

「16歳のとき、同じ年の友だちに足場鳶にならないかと誘われたのが、この仕事に入るきっかけでした」

誘われたとき、とくに躊躇せず鳶の世界に足を踏み入れたという坂野さん。根底には鳶に対する憧れがあったのだという。

「高いところで作業している姿がかっこいいと以前から思っていました。とはいえ、自分からその世界に入る勇気はなく、友だちから誘われていないとやってなかったでしょうね」

ただあたりまえかもしれないが、実際に仕事に就いた後は思っていたより辛いことが多かった。

「この仕事をやっている誰もがそうだと思うのですが、暑い夏場の作業は辛いですよ。動けて1時間が限度。体力を消耗する雨の日や雪が降る冬場の寒さも当然辛いのですが、冬は動けば身体が温まるので自分はまだ大丈夫なのかもしれません」

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また鳶という仕事は天候だけでなく、仕事柄、集合時間は朝早いことに加え、撤収作業も夜遅くなることが珍しくない。イメージしてきたより辛いことが多かったが、坂野さんは今年で鳶歴8年目を迎える。ここまで続けられたのは、鳶という仕事のやりがいや楽しいことが数多くあったからだ。

「現場で足場を組むことは当然疲れますが、すべて組み上がったときは大きな達成感があります。『自分たちはやったんだ!』と感じるなど、やりがいのある仕事ですね。あと、大きな現場で作業するときは多くの仲間と一緒に作業ができるので楽しいですよ。仕事が終わった後、気の合う仲間と食事にいくこともありますしね」

組み上がったときの達成感は何物にも代えがたいと話す坂野さんだが、自らが満足する足場とはどういう状態なのだろうか。

「何よりも真っ直ぐ組めて、1800(mmの支柱)でちゃんとまとめて組めたときは綺麗だな、上手くいったなと感じます。もちろん、いつも上手く組めるわけではなく妥協点があったなとか、もっとこうしておけばよかったと振り返ることも多いですよ」

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16歳から鳶になった坂野さんは、23歳で親方になった。次回は作業をうまくこなすだけでなく、若い鳶との付き合い方が大事になる親方という仕事の難しさや、目指す鳶になるための心得を聞いていく。

友達にも鳶の事を教える。

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