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ワカトビ第3回!運命の足場会社に出逢おう!〜「良い足場会社の選び方」〜

良い足場会社の選び方

これから鳶職人を目指している方、そして新人鳶職人向けにお届けする新連載企画!その名も【ワカトビ】今回は第3回目!
今回は「良い足場会社の選び方」についてお届け致します。
当然ながら鳶職人を目指す貴方にとって、人生に大きく関わり長く付き合っていくことになる最初の一歩の会社になるわけです。だからこそ慎重に足場会社を選んでいきましょう!

こんにちは!ワカトビ連載第3回目。
前回は鳶職人のキャリア形成について、理想的なものを考察しました。
今回はその理想のキャリアを阻む、ブラック足場会社の話をします。
ぜひ足場会社選びの参考にしてください。

ダメ会社の特徴1 身分がはっきりしない
第2回で詳しく説明しましたが鳶職人は正社員か、個人事業主かに大別されます。
それぞれ保険関係がまったく違うので気をつけなければなりません。
正社員なら労働保険・健康保険・年金がしっかり機能しているか。
給与明細では引かれてたのに実際は会社が払っていなかった、なんて会社もあったりします。
いざ怪我をしたときに労働保険を利用できなかったら最悪です。しっかり確認しましょう。
また、個人事業主でも特別加入(一人親方のための労働保険のようなもの)は必須です。
そういった保険加入の話をきちんと説明してくれるかがダメ会社かどうかのひとつの目安です。

ダメ会社の特徴2 【小さい会社なのに高級車?】
ちょっと成功するとすぐ贅沢に走る社長は世の中にたくさんいます。
ただ、ちょっと考えてください。
従業員の雇用の安定を考えれば高級車の前にやれることはたくさんあるはず。
給与を上げたり、社員を増やしたり、資材を買ったり、会社のトラックを直したり・・・。
会社が安定しているといえない段階で高級車があるような会社は、従業員の待遇がないがしろにされている可能性が高いです。
要注意!

ダメ会社の特徴3 【謎の控除項目】
1ヶ月働いて報酬をもらって中身を確認、あれ?思ってたより少ないぞ!?
よくよく見ると●●積立金、××協力金…。
きちんと事前説明があって納得できるものならいいんです。
ただ説明無しでいきなり差し引かれて、使い道もぼんやりしているようだと嫌ですよね。
働き出す前に何を引かれるのか、よく確認しましょう。

ダメ会社の特徴4 【自腹】
現場でモノを壊した!職人なら絶対に出てくる話です。
でもこの後の対応は労働形態によって分かれます。
請負…最初から最後まで、全責任を負うのが請負です。当然現場でモノを壊したら自分たちで弁償するのが基本です。
社員…報償責任の原則により、雇用主が弁償する義務があります。よほどの大きなうっかりミスでない限りは社員が弁償を求められるのはおかしいです。

ダメ会社の特徴5 【雰囲気が悪い】
ここまで具体的なことばかりでしたがいきなり抽象的になりました。
しかしこの雰囲気、バカにできません。
観葉植物が枯れている、事務員さんが暗い、ピリピリしている。
銀行マンも意外とこういうところを重視しているそうです。
君子危うきに近寄らず。理屈を飛び越えて本能に従うのも大事ですよ。

ダメ会社の特徴6 【給料遅配】
究極のダメ会社です。倒産も近いかも。
とはいえ社長にいきなり聞きにくいと思うのでそこで働く職人さんにそれとなく聞いてみましょう。
「最近遅れ気味で」などと聞いたら急いで身を引きましょう。

●まとめ
いろいろ書きましたが制度がしっかりと整って、それが機能しているかが大事ですね。
基本的にどの足場会社も人手不足なので鳶職なら面接に行けば即採用です。
そんな売り手市場状況だからこそ会社の見極めはすごく大事です。
将来へと続くキャリアをしっかりと積んでいけるかどうか。
社長が贅沢したいために従業員は安月給という会社がたくさんあります。
ぜひ社長の人柄を見て判断してください!

友達にも鳶の事を教える。

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