三寒四温の真っ只中です
寒い冬のような日と、初夏のような暑い日が交代で繰り返されるこの時期。
季節の変わり目はお天気も不安定で、体調不良に悩まされてる職人、いませんか?
春先のこの時期、特に気を付けたい、健康面、作業に関わる安全面のポイントについてまとめました。
急変しやすい天気・突風!「春の嵐」に警戒を!
春先は気圧配置の関係で、天気が不安定。特にとび職人が警戒しておいてほしいのは「突風」です。爆弾低気圧が発生しやすい気圧配置になることや、前日20度くらいまで気温が上がって初夏の様に熱くなった翌日、いきなり雪が降りそうなほど冷え込む、といった、極端な寒暖の差が起こります。
高所作業にとって、天候の急変はダイレクトに仕事にヒビく困った問題。特に、風と雨は足場の倒壊事故、転落事故につながる危険もあるので、無視できないですよね。
天気予報のチェックはもちろん、安全対策として、気象情報のアラームを発信してくれるアプリやサービスを利用すると、急な雨雲、雷雲の発生や、危険な気圧の変化もお知らせしてくれます。
天候とは直接関わりはありませんが、地震速報もキャッチできます。足場作業中の地震は職人にとって非常に怖いものですから、安全管理の面でもぜひ、インストールしておきましょう。
季節性症状・花粉症など春先の体調変化への対策も
新形コロナウィルス感染症の影響で、日常的にマスクをしての生活が定着しているためか、ここ2、3年ほどは花粉症の話題が比較的おとなしくなっている印象です。といっても、花粉の量が減ったわけではなく、マスク生活が定着したために、花粉症予防も1年通じてしてる状態に近くなった、と言うだけのこと。高所は地表近くよりも花粉の密度が高いともいわれているので、ヤッパリ対策はしておく方が安心ですね。
マスクと並行して、花粉を鼻腔に入れないクリームや、アレルギー症状を緩和してくれる内服薬などの併用はきちんと対策しておく様に心がけておきましょう。
アレルギーと同じ時期に現れやすいのが、メンタルの不調です。季節性症状などと呼ばれて、季節の変わり目になったとたんに、なんとなく調子が悪くなる人がちらほら見られます。イキでイナセなとび職人のイメージから、不調を隠して無理を続けてしまうと、かえって復調までに時間がかかってしまったりしやすいもの。ムリは禁物と心得ましょう。
季節性症状は、気象が起こす体調不良ですから、時期がくれば自然に快方に向かいます。あまり深刻になりすぎずにやり過ごせるようにのんびり構えて対処しましょう。
春先の衣替えはクルマも忘れずに!
春に三日の晴なし、の言葉通り、本来の春先は長雨になりやすく、数日おきに雨の日が訪れるものでした。異常気象なのか、今年は冬も春先も雨が少ない日が多いですね。それでも、にわか雨でぬらされたり、晴天続きの後に数日まとまった雨が降るのは春の天候としてはごく普通です。
春先の極端な温度変化についていけない気分の職人もいるんじゃないでしょうか?こんなときは、ぜひとも衣替えや春明向け作業着を新調するなどして、うまく乗り切っていきましょう。
衣替えで忘れてはならないのが、車のタイヤです。
春も4月頃となれば、スタッドレスからノーマルタイヤに交換しても差支えのないじき。タンスの中身を入れ替えるのと同時に、愛車や社用車のタイヤがどうなっているか?再チェックしてみられると安心です。
友達にも鳶の事を教える。