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どうなる?侮辱罪厳罰化・・・気を付けたいSNSでの発言ポイント

侮辱罪の厳罰化がスタートしましたね!

「バカ、アホ、とか言ったらマズイの?」

「職人なんて言葉が荒いヤツが大勢いるんだけど?そんな程度で逮捕だとかかなわねえ。」

ひそかに気にしている人も居るんじゃないかと思います。

侮辱罪とは何なのか?

改正されたことで、今後気を付けていかなければならないことは?

そのあたりを、ざっくりとまとめてお話します。

今後は侮辱罪も懲役の対象に!

侮辱罪は「罪」が着いていることで分かる通り、刑法で定められている「犯罪」です。テレビ番組の出演者だったプロレスラーの木村華さんが、Twitter上での誹謗中傷により自殺してしまった事件をきっかけに、急速に注目されました。

今回の厳罰化で変更されたのは、侮辱罪を犯した場合の罰則部分です。

改正前⇒拘留又は科料

改正後⇒1年以下の懲役若しくは禁錮若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料

科料とは少額の罰金のことで、厳罰化前の時は1万円未満でした。懲役がなかった刑が1年以下といっても懲役刑(刑務所に入れられる)となった点はかなり大幅な変更だと言えそうです。

今後は「他人を公然と侮辱した」と認められると、最悪、刑務所に入る可能性、MAXで30万円の罰金を払わされることになります。

どこからアウト?注意すべきは「公然性」

「でもさ、侮辱ってナニよ?どの程度のことをやったらアウトなわけ?」

ハイ、これは重要なポイントですね。法務省のページを見てみましょう。

”Q2  侮辱罪とは、どのような罪ですか。

A2 侮辱罪は、事実を摘示せずに、「公然と人を侮辱した」ことが要件になっています。具体的には、事実を摘示せずに、不特定又は多数の人が認識できる状態で、他人に対する軽蔑の表示を行うと、侮辱罪の要件に当たることになります。”

法務省|侮辱罪の法定刑の引上げ Q&A より

これでもちょっと判りづらいんで、もうすこしざっくりというと、

①誰でも自由に見たり聞いたりできる場所で

②曖昧な言い方で特定の人の悪口を表現する(文字や音声だけでなく、画像も含まれます)

この2つが重なるとアウト、ということができると思います。

ただし、証拠が出せなければ処罰はできません。リアルでの場合は録音や中傷ビラなどの物証がなければ、即、逮捕や罰金ということにはなりません。

SNSでの発言は悪質性と頻度で判断が分かれる

誰でも気軽に書き込んで発言できるSNS、とくに匿名で書き込みが可能で、簡単な短文が発信できるTwitterは大人気です。

今回の厳罰化で、気を付けないと、侮辱罪と見なされる可能性が出てくることになります。

①誰かを名指し、または「誰のことか簡単にわかる言い方」で

②その人をバカにする、コケにする、低く評価する、などの表現をする

例:「○○はバカ」「Aさんはかなり頭が足りない」「B男は人間としてどうかしている」

1回書いただけで即アウトにはなりにくいですが、日に何度も連日繰り返したり、炎上目的で相手の人格を傷付けるようなことを書いたりすると問題になります。

また、書込みを行った状況によっても判断は変わってきます。このあたり、すこしややこしいいので、別記事でもう一度、解説したいと思います。

友達にも鳶の事を教える。

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