皆さん、本日も現場作業お疲れ様です!
今回は鳶職人の職業病とも言える「肩こり」についてのお話です。鳶職人は日々力仕事。肩こりに悩まされている鳶職人が多いのも、肩こりに悩まされがちになってしまうのも、何ら不思議ではありません。
今回は数回に分けてそんな肩こりについて考えて行こうと思います!今回はまず肩こりの原因について考えてみましょう。
鳶職人必見!肩こりはなぜ起こる?
人間は、進化の過程で今の二足歩行をするようになりました。それ故に首や腰には負担がかかりやすい体をしているのです。
首から肩にかけての筋肉が直立歩行の状態や座ったときの姿勢を保ち続けるために緊張し、血行が悪くなって、重く感じるのが肩こりです。
肩こりを引き起こす主な要因としては、筋肉疲労と血行不良、末梢神経の傷などが挙げられます。それらの要因が単独、または、互いに関連し合いながら肩こりを引き起こします。
これは、鳶職人の肩こり事情にとっては筋肉疲労が一番大きな要因になってそうですね。
(第一三共ヘルスケア様のくすりと健康の情報局の文献等を参考にさせていただきました!)
さて、首や背筋が常に支えているもの。それは人間の頭部。人間の頭部って意外と重いんです。
一説にはボーリングの玉と同じくらいの重さだと言われています。重い・・・!!
大体体重の8~13%位だそうですので、体重50kgの方は大体5kg程あるそうです。そりゃあ首や肩に相当な負担がかかっているのがお判りかと思います。
現代で起こりやすい肩こりのシチュエーション
重い物を持つ
これは鳶職人に最も当てはまる要因ですね。もっと言うと、そこまで重い物ではなくとも、軽いものでも足場の悪い中で動きを伴ったりするので、余計に筋肉が緊張したりしやすいということがあげられます。
長時間同じ姿勢でのデスクワーク
こちらは、鳶職人とはまあ一見無縁ですが(とはいえ雨の日の諸作業もあるので一概に言えないですが)、これは事務職の方やエンジニアの方に多いタイプですよね。
これを言い出すともはや、肩こりは国民病一歩手前のレベルと言っても良いかもしれませんね。
精神的なストレス
意外かもしれませんが、肩こりは精神的なストレスからも起こります。もっと言えば精神的なストレスから筋肉の緊張がおこってしまい、それが肩こりを引き起こしてしまう。ということです。
以上、とりあえずこれで原因は判っていただけたかと思います。そして続いては、その対策や予防法、医学的な治療法について迫っていきたいと思っています。
それでは今回はこの辺で失礼致します!
友達にも鳶の事を教える。