【読み方】
端太角
ばたかく
【使用用途など】
資材を仮置きしたりトラックに積み込む際に、下に敷く枕木として利用するおよそ10cm四方の角材。名前の由来としては、「端に使う」ということから「端太(ばた)角」になったという説がある。
端太角として用いられるのは、長さを調節する以外特に手の加えられていない荒木材の場合が多い。特に材質指定などもなく、役割もシンプルなので、文字通り使えれば何でも良いのだ。
ただし、安価で手軽に用意できるからと言って、それは端太角自体の存在意義が薄いということにはならない。それどころか複雑な形状をしていることが多い足場資材をヤード内で整理したり、トラックに綺麗に積む為には調整役である端太角は必須と言ってもいい存在であろう。解体作業の日にうっかり端太角を持ってき忘れ、途方に暮れたという経験をした鳶職人は一人や二人ではないのではないだろうか。
普段はさほど意識しないが、無くてはならない縁の下の力持ち、それが端太角である。
友達にも鳶の事を教える。