この連載で何度もお伝えしているように、納税は国民の義務。ごまかしたことが発覚するとさまざまなペナルティが課せられます。それを考えたら、正しく申告したほうがメリットは大きいですよ。
税務調査で本来より少ない額しか納めていなかったことが発覚すると、本来納めるべき税額以外に増加額の最大20%にあたる無申告加算税を納めなくてはなりません。調査で隠ぺいなど悪質な税逃れが発覚した場合は、無申告加算税に代わり重加算税(最大40%)が課税されます。さらに延滞税も加算されます。
調査は1年分ではなく過去にも遡って行われるため、納める税金は膨大な額になります。
計算が面倒だからと確定申告しないのもNG。売り上げがあるのに確定申告しなければ税務調査の対象になります。また確定申告していないと社会的な信用力がなくなります。無申告だと納税証明書が発行できないので、クレジットカードを作ることやローンを組むことは不可能と言えるでしょう。
確定申告は分からないからといって放っておくと後で苦労することになります。わからないことは遠慮せずに所轄の税務署や各地の鳶工業協同組合などで開催される相談会などで解決し、正しい申告を行いましょう!
友達にも鳶の事を教える。