控除は該当者が申告することで、初めて控除として認められます。まずはどんな控除があるか知ることからはじめてみましょう。
所得から差し引くことができる控除にはどんなものがあるのか。主な控除を見ていきましょう。
◆基礎控除(きそこうじょ):すべての納税者に認められているもので、無条件で所得から38万円が控除されます。
◆配偶者控除(はいぐうしゃこうじょ):あなたに配偶者がいる場合、38万円の控除を受けられる可能性があります。ただし納税者と生計を一にしていて年間の合計所得が38万円以下(給与のみの場合は給与収入が103万円以下)、さらに一人親方であるあなたの仕事を手伝い給料を支払っていないなどの条件があります。
◆配偶者特別控除(はいぐうしゃとくべつこうじょ):配偶者控除を受けられない場合でも条件に当てはまればこちらの控除を受けられる可能性があります。
◆扶養控除(ふようこうじょ):申告対象年の12月31日現在の年齢が16歳以上の扶養家族がいる場合、この控除を受けられる可能性があります。控除金額は控除対象扶養親族の年齢により変わります。
◆医療費控除(いりょうひこうじょ):あなたやあなたと生計を一にする親族が医者にかかった際の費用や通院費などの総額から10万円を引いた額が控除されます(総額10万円以下の場合は控除対象外)
◆生命保険料控除(せいめいほけんりょうこうじょ):納税者が生命保険料、個人年金保険料、介護医療保険料を支払ったときに受けられる控除です。
◆社会保険料控除(しゃかいほけんりょうこうじょ):健康保険、国民年金などの社会保険料が控除されます。
控除はほかにもたくさんあるので、気になる人は確定申告のガイドブックを読んだり、税務署で確認してくださいね。
友達にも鳶の事を教える。