今日も一日現場仕事、お疲れ様です!
すっかり冷え込み年の瀬も近づいてきた今日この頃。現場の職人さんたちも随分と厚着の方が増えてきたように感じます。
そんなそろそろ冬に突入しようかという今の季節に出てくる問題が「手荒れ」です。
冬の寒く乾燥した気候のあおりを受けて手はあかぎれ、ひび割れて来ます。
シート紐を結ぶ時に手袋を外して作業するときなど、寒さと痛みでまともに作業が出来ない!なんてこともよく起こりますね。
そこで今回は、そんな冬の手荒れの原因と効果的な対策法を調べて来ました!これを読めば、辛い手の痛みからもオサラバ出来るかも!?
ここに気を付けよう!意外と知らない手荒れの原因と対策!
そもそも手は、「皮脂膜」という脂分に保護されています。これがバリアとなり、普段は感想や病原菌などから手の皮膚を守ってくれているのです。
そんな「皮脂膜」ですが、手を洗うことや使うことによって剥がれてしまいます。そして、皮脂膜の下にある角質の水分が乾き、手が乾燥してしまいます。脂分を失って柔軟性が無くなった皮膚は、乾燥によって角質が硬化し、ガサガサに。酷くなるとかゆくなったりひび割れたりなんてことにもなってしまいます。これが「手荒れ」です。
水がよくないと思っている人は多いと思いますが、それだけじゃなく手を使うこと自体が手荒れの原因なわけですね。
・・・って、「俺たち鳶職人が手使わないわけにはいかないじゃん!」と思ったあなた、おっしゃる通りです笑。鳶に限らず現場系の職人は、手を酷使する上に汚れやすいので手を洗う回数も多く、非常に手荒れが起こりやすい業種と言えます。
しかし、そんな手荒れが起こりやすい環境にあっても、対策さえしっかりとれば手荒れはかなり改善するはずなのです。では、その対策とは何か具体的に見てみましょう。
①手を洗いすぎない
手を洗うと皮脂膜が落ちてしまうということは原因の部分でも話しましたが、これは手洗い石鹸がその大きな原因なのです。手洗い石鹸は手の汚れを落とすと同時に、皮脂膜も一緒に落としてしまいます。ですので入念な手洗いを何度もしてしまうと、それだけバリアがはがされ、手が無防備な状態になってしまうわけです。
とはいえ、手を洗うなと言ってるわけではありません。ただ、手を洗う際には極力石鹸を使わずに水だけで洗ってみることをオススメします。几帳面な方は最初は少し嫌かもしれませんが、実は水だけでもかなりの汚れや菌は落ちてしまうのです。
ちなみに、寒いときの手洗いと言えばお湯でやってしまいがちですが、お湯は皮脂膜を落としてしまいやすいのであまりオススメしません。手を洗うときは水か、使うとしてもぬるま湯にするようにしましょう。
②手からしっかりと水気を取る
手を洗うときにもう一つ気を付けないといけないのが、手を濡れたままにしないことです。濡れた手が乾燥した冬の風に晒されてしまうと、これもまた大きな手荒れの原因となります、手を洗った後はしっかりと綺麗なタオル等で手を拭き、しっかり乾かすようにしましょう。
③ハンドクリームを習慣に
ハンドクリームは日々の生活で落ちてしまった皮脂膜の代わりとなり、手を守ってくれます。冬場は毎日ハンドクリームを携帯し、朝現場に向かう前や休憩時の手洗いの後など、こまめに塗るようにしましょう。このとき気を付けなければならないのが、手が荒れてからクリームを塗るのはもちろんですが、手が荒れていなくともしっかりクリームを塗り続けることです。クリームはただ手荒れを治すだけでなく、手の保湿成分を維持し、皮膚が余計なダメージを受けないようにしてくれます。とにかく冬場は毎日ハンドクリームを使う!これを徹底しましょう。
まとめると、手洗いの際のやり方に気を付け、ハンドクリームをしっかりと塗る、この二点を気を付けると良いみたいですね!手荒れは作業だけでなく日々の生活すべてに関わってくる非常に厄介な症状。普段から気を配り、常に万全の状態にしてあげるのが、出来る職人と言えるのではないでしょうか!?
友達にも鳶の事を教える。