梅の雨と書いて「つゆ」と読む・・・6月は梅の季節です。
街中でも、庭にポツポツと梅を植えているご家庭もあるのでは?地方では、梅農家の畑や、道沿いに植えられた梅の木の下に、黄色い実が落ちているのを見かけることもあることでしょう。
スーパーでも梅干し、梅酒商品が並ぶシーズンですね。
この梅、夏を乗り切るのに驚くほど効果的な食品だといわれています。鳶の健康にもいい、梅の効用について見てみましょう。
梅干しは定番のミネラル補給アイテム
梅といわれて真っ先に思いだすのは、やっぱり梅干し。お弁当の定番アイテム、ご飯の腐敗を防いで食中毒予防にいい、といわれ、日の丸弁当は日本人にとってはなじみ深いものですね。
梅干しは保存食として、2年3年と長持ちするばかりでなく、代表的な健康食品としても有名です。梅干しの産地で有名な和歌山県では紀州梅の研究で、次のような効果があることをつきとめているそうです。
・食欲増進効果
・抗菌、食中毒予防効果
・血糖値抑制、糖尿病改善の効果
・動脈硬化の抑制、血液浄化作用
・疲労回復効果
・抗酸化活性作用
・ダイエット効果(脂肪燃焼効果)
・胃がん予防
・虫歯予防、カルシウム吸収促進
・インフルエンザ予防
・鎮痛作用
ものすごいたくさんの効果があるのにびっくりしますね!梅干しは、痛み止めに使われたり、風邪で食欲が落ちた時に梅がゆを食べることで改善を狙ったりと、昔の人の知恵を感じる利用方法がたくさんあります。二日酔いにもいい、といわれているんだとか。
鳶にとっては疲労回復効果も見逃せません。
梅パワーを利用するスポーツアスリートも!
梅は酸っぱいけれど、アルカリ性食品です。そして現代人が大好きな、ご飯、肉、魚、お酒は体内で酸性になる食品。これらを中和して、健康な状態である弱アルカリ性に調整してくれる働きを、梅干しは持っているというわけです。
ミネラル分も豊富で、酸味の元であるクエン酸には強い疲労回復力があります。塩からとられるナトリウム、カリウムは、汗で失われる成分を補ってくれる効果もあります。
この効果はプロのスポーツアスリートも認めていて、野球選手は梅干し愛用者が多いです。
オリックスバッファローズ限定の梅なんてのもあるくらいで、汗をかくスポーツほど、梅干しが役に立つということの現れですね。
梅干しが苦手なら梅酒でもOK!
お酒が好きで梅干しは苦手、という人には梅酒がおすすめです。梅酒にも梅干し同様の効果があります。ただし、梅酒に使うホワイトリカーは焼酎の仲間でアルコール濃度が高いですから、翌日を考えて飲み過ぎには注意しましょう!
友達にも鳶の事を教える。