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那覇空港で鉄骨と足場倒壊で死亡事故!

また、悲惨な労災事故で犠牲者が出てしまいました。

那覇空港の工事現場で、鉄骨と足場が同時に倒壊するという大規模な事故が!
一体何が起こったのか?事故のニュースを追ってみました。

鉄骨の倒壊で作業員2名が巻き添え

事件の現場は那覇市鏡水にある、那覇空港国際線ターミナルビル付近の工事現場です。

1月26日午前11時50分頃、大きな音とともに、建設中の鉄骨が突如倒壊し、巻き添えを食う形で足場が倒壊、そこで作業中だった二人の男性作業員が足場から転落、崩れた鉄骨の下敷きとなる、大事故になりました。

すぐさま消防が駆けつけて救出し、救急搬送されたものの、うるま市の43歳の作業員(天願雅志さん)は意識不明の重体で、およそ1時間半後に死亡が確認され、18歳の作業員も怪我をしたということです。
18歳の男性作業員は、頭にけがをしたということですが、意識はあり、怪我の程度は報道されていません。

二人は事故発生のとき、落下防止用ネットの取り付け作業を行っていたところ、上から梁が崩れてきたために、足場が次々と倒されて、およそ12メートルの高さから落下したものとみられています。

事故の原因はコンクリート製の梁の崩落

事故発生の原因はなんだったのでしょうか?今もまだ、調査検証作業が続いていて、結論には至っていないようですが、RBCによれば、「コンクリート製の梁が崩れてきた」と報道しています。

この工事は、那覇空港の国内線と国際線をつなぐ通路を建設していて、崩れてきたのは通路の鉄骨製の柱と、それらをつなぐコンクリート製の梁でした。警察の捜査結果がはっきりしないと、事故原因は断定できませんが、少なくとも仮設足場そのものの不良ではなさそうです。

鉄骨や梁の構造上の問題か?施工か?安全管理に問題はなかったか?も含めて今後、調査によって明らかにされることになるでしょう。

亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、一層気持ちを引き締めて現場に向かいつつ、今後の捜査の進捗を見守っていく必要がありそうですね。

友達にも鳶の事を教える。

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