「鳶職人のマストアイテム」としてハンマー、ラチェットと並び挙げられる工具といえば・・・
インパクトドライバー
ですよね!
足場に上がりだした鳶職人なら、必ずお世話になるであろうインパクトドライバー。
その基礎知識からオススメメーカーまでをまとめます!
ドリルドライバーと何が違う?インパクトドライバーの特徴
近頃のリノベーションブームの影響で、女性にも簡単に扱える電動工具は大人気!
DIYショップなどに行くと、軽くてコンパクトなモデルが、安く売られています。
入門仕立ての鳶が、小遣い節約しようと思って、DIYショップでやっすい電気ドライバーを購入したら、
「あれっ!?全然、パワーがないじゃん!?」
なんてことになるかも。
これ、インパクトドライバーでなくて、ドリルドライバーを買ってしまったせいです。
「何が違うの?重くてデカイ以外は違わねーじゃん!?」と思ってると、こういう間違いをしてしまう危険が高いです。
実はこの2つ、はっきりと「機能」が違うんです
●インパクトドライバー⇒ビットが回転しながら「打撃」を与えることで締めこむ
●ドリルドライバー⇒ビットの回転力だけで締めこむ
パワーの面で言えば、回転しながら押し込むことができるインパクトドライバーの方が上。打撃を与える機能の分、サイズと重さがデカくなる、と覚えておきましょう
プロ用はモーターの容量も大きくしてあるのが普通。DIY用をプロが使うと、すぐにモーターやバッテリーがダメになってしまいます。
というわけで、「パッと見て小さいヤツ」は、とりあえず避けておくのがいいですね。
鳶向けオススメインパクトドライバーTOP3は?
先輩鳶職人たちが使っている人気メーカーのトップスリーは、
●マキタ
●日立
●リョービ
の3社が圧倒多数。マキタは知らない人がいないくらい有名なメーカーで、信頼度、耐久性抜群です。ただ、ちょっと高いのが辛いところ。
日立、リョービはマキタに続いて人気で、マキタほど高くないけど、プロ仕様で同率2位に。
リョービのモデルは、マキタと比べてやや軽いという印象も。使いやすさでも人気です。その反面、耐久度ではマキタよりやや下がる意見もあるようです。
必読!インパクトドライバーを選ぶポイントとは?
続いてはインパクトドライバー購入時の注意点を見ていきましょう。
①耐久性の高い信頼できるメーカーのもの
鳶職人が使う道具に求められるのは高い耐久性です。
素人の日曜大工と比べると、インパクトドライバーが使われる頻度は数百倍くらいに激しい上、使われる環境の過酷さも比べ物になりません。
DIYショップで海外の無名メーカーのものを安く買ったつもりだと、あっという間に壊れて泣かされる可能性があります。
②バッテリーだけを購入できるもの
バッテリーは消耗品!一度買うとバッテリーが必ず先に死んでしまうものです。長く使えるためには、バッテリーも交換しなければいけないのだけど、これが高い!頻繁にバッテリーが死んでしまうと、あっという間に給料をフッ飛ばしてしまう原因になりかねないので要注意!
好みにもよりますが、ある程度バッテリーの容量が大きいものを選ぶと、長持ちするという意見もあります。環境や仕事の仕方でも変わるので、先輩からアドバイスを貰って、選ぶといいでしょう。
③修理や互換
無名メーカーのものを買ってしまうと、修理やクレーム対応ができません。トップ3メーカーはこの点でもしっかりした保証対応をしてくれるので安心感があります。また、会社や状況により、バッテリーを他の工具で使い回す場合がありえます。こういう場合、互換バッテリーが使えるメーカーだと、機器に合わせていくつもバッテリーを揃えなくて済むので長い目で見るとコスパが良くなります。
これらのポイントを押さえておけば、いわゆる「ハズレ」を引く可能性はぐっと下がります。
自信があるならネット通販やリサイクルショップなどで格安価格の掘り出し物を探してみてもいいかも?長く使えるイイ「相棒」を手に入れてくださいね!
友達にも鳶の事を教える。