突風!竜巻!豪雨と大荒れの日本列島
記録以来、最速で梅雨明けした関東地方は猛暑に襲われ、各地で強風被害が報告されています。
一方で、九州地方では豪雨により1時間に記録的大雨が降り、深刻な水の被害が心配されています。
屋外で作業するとび職人にとって、天候の急変よる災害発生は、何とかして食い止めたいもののひとつ。最近の被害の発生から、強風や竜巻の予兆を知っておきましょう。
埼玉県では高さ30 M の足場が倒壊
6月29日の深夜0時頃、倉庫の外壁に建てられていた高さ30 M の足場が倒壊する、大規模な事故が起こりました。
深夜の発生で作業員や通行人がいなかったため、人的な被害も免れました。倒壊の原因は、強風によるものとみられています。
https://twitter.com/67atoposem/status/1012555146419552257/video/1
事故現場の足場は、高さ30 M 幅約7.5 M と縦長の形をしていたそうです。
現場周辺地域は27日から強い風が続けて吹いており、風の影響が大きかったと考えられます。
事故の画像によると、足場にネットも設置されていたのか?強風への取り組みは十分であったのか?これから検証が待たれます。
滋賀県米原市を揺るがす竜巻被害
昭和の時代は、つむじ風はあっても竜巻は珍しいものと思われてきました。
2000年代に入ってから、その常識は覆されつつあるようです。6月29日にも、大きな被害がありました。
こちらは滋賀県米原市で起こった巨大な竜巻の様子。ドライブレコーダーの目の前を、一瞬黒いモヤのような雲が見えた、と、思うと、あっという間に強風が道を横切って行きます。
電線でスパークが飛び散り、大きなモノが巻き上げられている様子も映し出されています。
竜巻が通過した後は、建物のシャッターらしき部分も、もぎ取られている様子がわかります。竜巻の破壊力のすさまじさがよくわかります。
強風が起こる予兆は?気圧配置と積乱雲に注目!
なぜ、突発的な強風が起こるのか?局所的な強風は把握しづらいのですが、豪雨や強風は気圧配置との関係が深いことが分かっています。
ですから、天気予報でも発生しやすい状況のときは、竜巻や突風への注意が呼びかけられます。まずは、危なそうな気圧配置になっていないか、天気予報をチェックしましょう。
竜巻が起きる直前は、急にひんやりしたり、雷の音やヒョウが降るなどの予兆が起こることもあります。
竜巻の原因となる巨大な入道雲も発生の目安になります。「なんだか異常にでっかい入道雲だな」と思う時は、その他の予兆がないか気を付けておきましょう。
スマホのお天気アプリも利用して、情報が早く届くようにするとよいでしょう。
友達にも鳶の事を教える。