秋風が吹き始めると空調服もそろそろシーズン終盤
夏の間お世話になった空調服、定期的に洗ったり、二着買って交互に着たりしていても、ワンシーズン使うとそれなりにくたびれてきませんか?
「汗かくからなあ・・・なんか、クサくなってきた」
「えっ?空調服って洗濯していいの?」
今回は空調服のメンテナンスについてお伝えします。
空調服って洗っていいの?
まず、基本的な質問!
「空調服って洗っていいの?何か故障しそうな気がするんだけど???」
ハイ、そうですね。電気で動くファンやコントローラーがセットされている空調服は、水濡れにも注意が必要なモノ。
ですが、空調服の「本体」つまり、ブルゾン型のジャケットはフツーに洗濯できます。
ただし、当たり前のことですけど、「脱いだ空調服を洗濯機にIN!」なんてことはNG!
・ファン(背中側についているもの)
・ケーブル(バッテリー&コントローラーからファンにつながっている線)
・電源バッテリー&コントローラー(腰付近に固定しているもの)
これらはすべて、空調服本体から取り外してから洗濯します。
洗濯方法は通常の衣服と同じ。 極端な油汚れ泥汚れなどがついていないのであれば、作業服などと一緒に洗濯してしまっても問題はありません。
特別な洗剤も必要なく、通常の家庭用洗濯洗剤で OK です。
ひどい汚れがついてしまった空調服はどうしたらいいの?
鳶職人の職場は油汚れがつきやすい環境!仕事中、空調服にべったり油汚れがついてしまった!なんてこともあり得ますね。
ガンコな油汚れは普通の洗濯では落ちてくれないこともありそうです。
空調服のブルゾン部分は普通のジャンパー類と同じ。ほとんどのメーカーが軽くて丈夫なナイロン、ポリエステルなどの化学繊維で製造しているようです。
これらは原材料が石油由来なので、ぶっちゃけ、油汚れがつくと取れづらいものです。撥水加工がしてあるもの以外は、シミになってしまうと完全にとるのは大変なようです。
どうしても家庭で油染みを落としたい、というときは、重曹をシミになった部分にふりかけて、お湯をたらしてからやさしくもみ洗いしてみましょう。(あまり強くもむと生地が傷むおそれがあるので、要注意)
汚れが浮き出してきたら、ぬるま湯ですすいでから、普通に洗濯すると、目立たない程度までは落ちてくれる可能性があります。
外したファン、バッテリー、ケーブルもチェックを!
空調服本体から取り外したファン、ケーブル、バッテリーもこの機会にしっかりチェックしておきましょう。ケーブルが断線しかけていたり、ファンにホコリや糸くず、髪の毛などがからんでいると、後々故障の原因になることがあります。これらは目視でわかる範囲で取り除いておくといいでしょう。
バッテリーは充放電を繰り返すと徐々に弱ってきて、稼働時間が短くなっていく消耗品です。コントローラーなどで状態をチェックできるようになっているものも多いようです。洗濯で取り外すついでに、状態をチェックしておくようにしましょう。
友達にも鳶の事を教える。