本日は国語の時間「鳶」という漢字は、実は故事成語や諺(ことわざ)の中にも多く出現する単語。そんな鳶繋がりの故事成語や諺を紹介していきます!
みなさんこんにちは!街ではそろそろ年末の慌ただしい雰囲気が出てきたように思います。
年末に向かって仕事も追い込み時期の方も多いかと思いますが、今回は箸休め的な国語の知識教養のお時間です!
我々、当たり前のように鳶~とび~ 鳶~とび~という単語を使っているわけですが、この『鳶』という漢字、けっこう色々な故事成語、ことわざに登場する漢字としても有名なのです。
鳶という単語が使われている故事成語・ことわざを定期的に紹介していこうと思います!我々体力仕事の側面も大きいですが、コレを読んで、語彙力を鍛えていきましょう!笑
—『朝鳶に蓑を着よ 夕鳶に傘を脱げ』—
(あさとびにみのをきよ ゆうとびにかさをぬげ)
今回ご紹介するのはコチラ。『朝鳶に蓑を着よ 夕鳶に傘を脱げ』です。
こちらで出てくる蓑(みの)は、の藁を編んで作られた雨具の一種です。今の雨合羽みたいなもんですね。
これは「朝、鳶が鳴くということは雨が降る。夕方に鳶が鳴くということは晴れになる。」という意味だそうです。まあ、文面からもそれはなんとなく伝わってきますよね。
地方によって同じ意味のことわざが様々!
ちなみにコチラ、鳶の天気にまつわる事柄はいろいろな地方で多く残されているんだそうです。
(朝鳶に川渡りすな等)天気が移り変わる際の気圧によって、鳶は羽のはばたき方や飛ぶ高さがかわるのだとか。天気が良いときは上昇気流が起こりやすく、鳶は高いところを円を描きながら羽ばたき、逆に天気が悪くなる時は上昇気流が起こらないので低いところを飛んでいるのだそうです。
こういった言い伝えは特に海岸沿いの地域に多く残されているんだそうです。
うーん、先人達の知恵が凝縮された鳶にまつわる諺(ことわざ)でしたね。
定期的にこういった鳶にまつわる故事成語、諺をお送り致します。それではまた次回をお楽しみに!
友達にも鳶の事を教える。