寒い季節となりました。コホンコホン…と咳も出やすい季節ですよね。え?なんだか咳が止まらない?それってもしかしたらぜんそくかも…?今回はここ近年流行っていると言われる大人のぜんそく事情をお伝えします。コレ、鳶職人をはじめ建設業界の方にも多いんですよ。
みなさんこんにちは。今回は冒頭にも触れた通りぜんそくの話題です。
子どもがかかる病気じゃないの?とお思いの方も多いと思いますが、とんでもない!最近では大人になってから突然発症してしまうケースも多くなっているんですよ。
鳶職人は特に注意!?大人のぜんそくとは?
ぜんそくの原因は気道の炎症とされています。
気道の炎症を繰り返すことで、ちょっとしたことで過敏になり、咳や痰が出やすくなります。そして気管支壁も厚くなり、気道が狭まりやすくなるという悪循環を繰り返してしまうのです。
その炎症の元となるのはハウスダストやホコリもあるのですが、大気中の有害物質、そして工事現場等でも飛び交っている建築材料の粉末や化学物質なのです。
そう。鳶職人をはじめ建設業界の方々は常に危険に晒されていると言っても過言ではないのです。
一度かかると治りにくい。これがまた厄介。
上記で述べましたように、咳が出る→気道が敏感になって狭まる→また咳が出る→…と悪循環になるので、ぜんそくはとっても治りにくいのです。
そして、また余計に私達鳶職人は、外気に触れて仕事をしているため、余計に治りにくい…。
治療に関してはステロイド注射や吸引器がありますが、根気強く病院に通わなくてはいけないのも本当に厄介。
そして、咳って体力も奪われるし夜間に咳が止まらなくなると睡眠にも影響を及ぼしてしまいます。
気になる予防法は?
ホコリや塵が出やすい現場では、なるべくマスクをするようにしましょう。また、できれば休憩中にはうがい手洗いも忘れずに。
また、栄養バランスの良い食事ももちろんですが、規則正しい生活も心がけなければなりません。
この辺はまあ、当たり前といえば当たり前の予防法ですね。しかし、王道意外に他ナシなのです。あともちろん、喫煙もぜんそくのリスクを高めてしまいます。
まとめ
昔は子どものかかる病気だとして、呼吸器科の病院でも子どもが多いイメージがありました。
しかし最近では大人の患者さんも多く、即効性の高い薬も開発されています。地域によっては大気汚染医療費助成制度の一環でぜんそくの治療費の補助金を出してくれる自治体もあります。
咳が何日も止まらない場合は、できればちょっと仕事を早退したりすることも考えつつ呼吸器科にかかることをオススメ致します。
友達にも鳶の事を教える。