鳶職で頑張る人にとって、冬の寒さは深刻です。
寒さで手がかじかんでしまうと、重大な事故の原因になります。一人が風邪をひいてしまっても、納期がきまっている仕事に穴をあけるわけにはいきません。自分が休んだことで仲間に負担をかけてしまうリスクもあります。身体が資本の鳶職人なら知っておきたい防寒対策のポイントを見てみましょう。
寒さ対策の超基本!重ね着!3h>
まずは、重ね着をすること。以前こちらでも紹介したような保温性や機能性に優れたインナーを着ると、随分寒さが和らぎます。
機能性インナーは直接肌に触れることで身体の表面を温めるもの。タンクトップやTシャツを着ないで、一番下にもってきます。真冬の冷え込みがひどい時期は、インナーの上から長袖を着ます。着膨れしない素材なら、何枚か重ねても大丈夫。空気の層を作ることで保温性を高める効果もあります。一番上には、風を防ぐ素材でできたブルゾンを着ます。風が強いときには、気温以上に寒さを感じるもの。防風性に優れた上着を一枚持っていると、朝早くからの外作業で重宝します。防寒つなぎだと温度調節がしにくいので、上下セパレートのものがおすすめです。作業着販売店をのぞいてみると、普段も着られるくらいお洒落な上着がたくさんあります。フードがついていたり襟元にファーをあしらったりして、デザイン性を高めています。多少お値段がはることもありますが、仕事とプライベートの両方で使えると考えれば出せない値段ではないはずです。結婚されている方なら奥様とも相談しながら、良質な上着を一枚は用意しておきましょう。
貼るタイプのカイロも使えるぞ!
手持ちの服で乗り切りたいなら、洋服に貼るタイプのカイロを使います。お腹や腰に貼っておくと、身体が芯から温まります。足先の冷えがひどいようなら、靴の中に入れるタイプがおすすめ。身体の末端を温めると血流が良くなって、身体の動きが良くなります。首もとが冷えるなら、タートルネックのインナーが活躍します。作業に支障がでないようなら、ネックウォーマーを使ってもいいでしょう。スノーボードやスキーのときに使う本格的なアイテムだと、保温性が高くなります。スポーツショップに行って、気に入るものを探してください。手がかじかんでもいけないので、通勤時の手袋はかかせません。作業で使う軍手とは別に、保温用のグローブを使うことをおすすめします。
体調を崩したら思い切ってお休みすることも大切だ!
どんなに防寒対策をしても、体調を崩してしまうことがあります。どうしても身体が動かないときは、一日だけお休みをもらって治しきるのも一つの手。無理して出勤して、仕事がままならないようでは無意味です。現場の責任者と相談しながら、身体を労った判断をしてください。
暖冬!とはいえ朝晩はとっても寒いですよね。
油断禁物!油断大敵!
友達にも鳶の事を教える。