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【知って得する!足場の種類特集】 吊り足場

数多くある足場の種類、その一つ一つの概要を紹介して行くこのコーナー。今回は通常の足場を組み上げられないような高所端部作業などで活躍する特殊な足場、「吊り足場」についてご紹介します。

文字通りの吊られた足場!他とは一味違う吊り足場

つり足場を一言で表せば、吊られた足場です。主に鉄骨工事で利用され、通常の足場では手を出せないような位置での作業を行うために設置されます。「つりわく足場」と「つり棚足場」があり、それぞれ微妙に特徴が異なります。

まずはつりわく足場です。この足場は鉄骨の組み立て工事における鉄骨材のボルト締め、溶接作業、鉄筋組み立て作業等を行うために設置される足場で、鉄骨梁等からつりわくによって作業床を支えるものです。
このつりわく足場は、つりわく足場、鉄骨梁取付け式足場、鉄骨柱取り付け式足場とさらに種類が分かれるが、共通点としては元々ある鉄骨足場に追加して取り付ける形で設置されるということでしょう。

吊り枠

 続いてはつり棚足場です。これは工事中の鉄骨梁等からつりチェーンなどをつり材とし、単管足場用鋼管又は角形鋼管を井桁状に組んでつり上げ、その上に足場板を掛け渡して作業床としたものです。鉄骨工事のボルト締め、溶接及び鉄筋組み立て作業などで、地上(作業階)より足場を組み上げることが困難な場合に使用されます。

turitana

 また、橋梁工事に使用される特殊なつり棚足場もあり、こちらは橋体の下面全体をカバーするように橋桁等からつり下げられたもので、つりチェーン、つり桁(おやご)、根太(ころばし)、足場板、安全ネット等で構成された足場となっています。こちらのタイプの足場は、一般に橋桁の塗装及び点検・補修工事の足場として多く使用されます。また最近は、つり桁、根太、作業床等がプレハブ化されたシステム式のつり棚足場も使用されているようです。

地面に足をついているだけが足場ではないということですね。足場の世界は実に奥が深いです・・・!

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