人生にとお金は切っても切り離せない関係です。何をするにも必要で、さらには突然どでかく使わないと池に場面がやってきたりします。常に節制を心掛け余裕を持った貯金を・・・出来ればいいのかもしれませんが、若いころや家族がいたりすると、そもそも貯金をする余裕さえない、なんてこともままあるでしょう。
それはほかの業種と比べて稼ぎの多い鳶職人の皆さんだって他人事ではないはずです。そういった不意のピンチに助けてもらえる存在が消費者金融などの貸金業者です。中にはあまりいいイメージを持たない人もいるかもしれませんが、程度を守って利用する分には心強い味方といえるでしょう。カードキャッシングなども含めると、皆さんの中にも利用したことがある人は少なくないのではないでしょうか?
さて、そんな貸金業者に関係するお話なのですが、最近皆さんはテレビやラジオなどで「過払い請求」という言葉を耳にしたことはありませんか?「借りたお金が返ってくる」とか「弁護士に相談して」とか・・・正直、興味はあるけどいろいろややこしそうで手が出せない、なんて方は一人や二人ではないと思います。
そこで今回の記事では、そんな聞いたことはあるけどよくわからない、「過払い請求」についてお話していきましょう!
えっ!そんなに!?過払い請求はほとんどの長期返済に発生する!
『貸金業者から法律が定めている金利よりも高い金利でお金を借り、長期間にわたって返済を続けていることによってうまれるキャッシング会社から取り戻すことができる支払いすぎた利息分のお金』(過払い請求NETより)
これが、過払い請求の定義です。・・・といっても、これだけではよくわかりませんよね笑。
まあ、簡単に言えば金利を高くし過ぎていた貸金業者から、余計にとった分のお金が返ってくるという話です。では、具体的にどの会社が余分に金利を取っていたのかというと・・・
実は、貸金業者であるアコムやアイフル、武富士、プロミス。誰もが知っている大きな業者から、え?こんな貸金業者あったの?という規模の小さい業者さんまで、ほとんど全ての貸金業者さんは法律で決められていた利息よりも多くのお金を取っていたのです。
つまり、長年にわたり返済を続けている方や、既に返済が終わっている方の大半に過払い金が存在するということになるのです。利息というものは借りている時間が長ければ長いほど、金額が高ければ高いほど多く発生するものです。それがさらに余計にかかっていたということは、人によってはそれこそ数百万単位での過払い金が発生しているなんてことも珍しくないわけです。
ちなみに具体的にどの時点で借りていた場合・・・というのは人によるので明言は難しいですが、
・1社での借入元本が10万円以下で、利息が20%を超えている人
・1社での借入元本が10~100万円で、利息が18%を超えている人
・1社での借入元本が100万円以上で、利息が15%を超えている人
これらのいずれかに当てはまる場合は、過払い請求ができる可能性が高いそうです。参考にしてみてください。
意外に簡単!?過払い請求ってどうやるの?
さて、過払い請求についてはなんとなくわかったし、もしかしたら自分にも心当たりがありそうだ。・・・でも、「いついつにいくら借りて、それを毎月いくらで返した」なんて詳しいデータや書類なんて残ってないし覚えてないよ!という人がいると思います。というかそんな方がほとんどでしょう笑。
ですが大丈夫です!手元に一切の契約書などの資料がなくても過払い請求はできます。
あなたの手元に資料がなくてもサラ金側はきちんと記録を残しています。必要なものは貸金業者から取り寄せれば良いのです。これに関しては国からのお達しで特別な理由がない限りは必ず開示しなければならない情報となっているため、特にお金や手間がかかることもなく資料の取り寄せが可能です。
気になったらまずは電話をかけて、取引履歴を取り寄せることからはじめてみましょう!その後、過払い金が発生していることが分かれば、改めて請求の手続きを取る・・・といった流れになるわけですね。
それではいよいよ、どうやって過払い請求をすればよいのか、というお話になるかと思います。こちらに関しては、弁護士事務所を頼るか、自分でやるかという二つの選択肢を取ることになるでしょう。
まず、弁護士事務所を頼るパターンですが、これは基本的に事務所に相談し、担当の弁護士主導で手続きを行うだけなので特に考えることはないでしょう。
「過払い請求 ○○(地域名)」でネット検索をかければ過払い請求を取り扱う弁護士事務所がたくさん出てくるはずです。過払い金があるかの調査までは無料でやってくれるところも多いので、少しでも思い当たる節があるのならば相談してみるとよいでしょう。
そしてもう一つのパターンが自分で請求手続きをするというものです。一見難しそうに感じると思いますが、実はそれほどでもありません。もちろん最低限の勉強は必要になりますが、今回参考にさせていただいた『過払い請求NET』など、個人での過払い請求手続きのためのノウハウを教えてくれるサイトやブログは数多く存在するので、そちらを見ながらチャレンジしてみるのも悪くないと思います。
特に『過払い請求NET』は管理人さん本人が自力で過払い請求を行った体験談なども書かれており、いろいろと助けてもらえると思いますよ!
最後に、過払い請求を行わない人の中には、「苦しいところを助けてもらったのに恩を仇で返す用で忍びない」と考えている方がいるようです。ですが、過払い請求はごねやいちゃもんなどではなく、国が定めた正当な権利です。何もやましいところはないのですから、胸を張って行えばよいのです。この記事が過払い請求への一歩を踏み込めない人の、あと一歩の後押しになれたなら幸いです。それでは失礼します!
参考にさせていただいたブログ:『過払い請求NET』
友達にも鳶の事を教える。