私たち鳶職人は、他の業種と比べて比較的稼ぎの良い仕事です。
特に10代後半~20代の若手職人たちの稼ぎは、同年代の倍近い年収になることもザラです。これは、それだけの価値がある重要で責任ある仕事を自分たちがしているんだ!ということで思いっきり胸を張っていい事実です。
ただ、当たり前の話ですがお金は使えば使うだけ無くなってしまいます。「いくら使ったってその分バリバリ働いて稼げばいいじゃん!」と思うかもしれませんが、現場仕事は年を重ねると最前線で働くのが辛くなってきてしまう宿命。
30の時に月40万以上稼げる職人さんは結構な人数がいるかもしれませんが、50、60になっても現場に出続け、一職人として同じくらいの稼ぎを得ている方はそうそういないと思われます。
他にも、もし万が一現場や運転中の事故で大怪我を負ってしまい、現場に出られなくなってしまった・・・そんな時、十分な蓄えがなかったらどうしますか?
もし独立して会社を興そうとした時に、お金がなくて資材もトラックもヤード用の土地も全く目途が立たない・・・そんなことになってしまったら悲しいですよね?
つまるところ、鳶職人は将来に備えて、若い時ほどお金を貯めておくべきなのです。
とはいえ、いきなり貯金をしよう!と思い立って即貯金や節約が出来るようになればいいのですが、このお金を溜める、という奴がなかなか難しい。とにかくお金って、ちょっとしたことですぐに消えてってしまうものなんですよね・・・笑。
まあこれは当たり前の話で、今まで当たり前のようにやっていたことと正反対のことを、いきなりやれる人なんてそうはいないんです。
禁煙や禁酒と同じで、突然「日当の半分を貯金する!」なんて極端なことをやり出してもどうせ長くは続きません笑。
まずは焦らず、少しずつ意識を変えていくのがいいでしょう。
・・・と、いうことで少々前置きが長くなってしまいましたが、今回のテーマはズバリ「脱、無駄遣い!」です。『マイナビニュース』によると、どうやらお金の貯まらない人にはいくつかの共通するダメ習慣があるのだそうです。
これらの習慣を意識して改善していくことで、無駄な出費が減り、自然とお金に余裕が出てくるとのこと。これは知っておいて損はないはず・・・!
というわけで、さっそくそんな「お金が貯まらない人たちの共通点」をご紹介していきましょう。
普段から意識してみよう!貯金が出来ない人にありがちな10の法則!
○1. 何事も形から入ろうとする
スポーツでも習い事でも興味があるものを始めるときに、必ず新品をフルセットでそろえるといったことをしがち。まずは体験をして、続けられそうだと思ったら最低限を新品や中古でそろえていく方が現実的でしょう。
○2. 言い訳が多い
一人暮らしだから、趣味にお金がかかるから、人付き合いが多いから……など、お金が貯まらない理由を考えた時点で、お金は貯まりません。言い訳をする前に、手取り収入の1割は最低でも先取りで貯めるようにしましょう。
○3. 部屋が散らかっている、デスク周りが汚い
お金が貯まらない人に多いのが、整理整頓ができないタイプです。片付けて、次に使い出しやすくすることができなければ、時間と物のムダにつながります。見つからないから、新しいものを買ってしまったり、隣の席の人に借りて迷惑を掛けてしまったりしている場合は、整理整頓から始めましょう。
○4. みえっぱり
「期間限定」「数量限定」など、”限定”という言葉に弱いタイプは要注意です。自分を良く見せたい、と思う気持ちは誰しも多少なりともあるものですが、みえを張るとつい人と持ち物や生活で張り合うようになります。そうなれば、出費も必然的に増えてしまい、お金は貯まらなくなります。人は人、自分は自分と割り切ることも大切です。
○5. お金にルーズ
クレジットカードの引き落としに間に合わず、振込手数料を払って支払いする、支払期限までに払わずに延滞金が発生するなど、お金にルーズだと本来であれば支払う必要のないお金を払うことになってしまいます。またそれと同時に、社会的な信用を失うことになりますので注意をしましょう。
○6. 人を安易に信用しすぎる
人の言うことを素直に聞き過ぎる、広告の情報などすぐに信用して飛びついしまうのは危険です。友達が困っているからと、お金を安易に貸したり(戻ってこないことも)、サイドビジネスの話に乗ってしまったり、見ればあきらかにおかしい(画像の修正)と思われるダイエット食品を購入してみるなど、とにかく疑うことを知らないがために気がつけばお金がなくなっている……ことも。
○7. ストレスをお金で発散させる
嫌なことがあるからといって、食べ物や買い物で発散するといくらお金があっても足りません。嫌なことに対してお金を使った発散をすると、良かったときにはもっと大きなご褒美を与えてしまう傾向があります。日頃から仕事終わりにコンビニスイーツなど、自分にプチご褒美をあげているタイプは感情を消費に直結させるのではなく、まずは自問自答をする習慣を身につけましょう。
○8. お金の流れを見るのが怖い
お金が貯まらない人は、十中八九家計簿を付けていません。何となく帳尻が合えばいいかな? 程度でやりくりをしているので、結果的にはあればあるだけ使ってしまっていることになります。また、お金の流れを見たくても怖くてみられない人も同様に貯まらない人と言えます。
○9. 外食や中食が多い
朝出勤前にコンビニへ寄り、お昼はお弁当ではなくランチ、その後コーヒーショップでコーヒーを買って、夜も外食かコンビニや弁当屋で済ます……といった生活パターンが見られ、自炊はほぼしません。冷蔵庫の中はペットボトルのジュースかチューハイや発泡酒が入っていることが多く、冷蔵庫の脇にレトルトパックのご飯がある程度。
仮に一人暮らしでしっかりと自炊をしている人の食費は2~3万円ですが、外食中心の生活をしている人は、6万円以上の出費になっていることも。
○10. 給料日前になるほどクレジットカード払いが増える
貯まらない人は、給料日前になると手持ちの現金が少なくなり、クレジットカードで支払いをする回数が増えるパターンが見られます。手持ちの現金がないということは、やりくりができていない証拠です。ここでクレジットカードを使ってしまうと翌月以降の生活費の前借りとなってしまい、再び翌月の給料日前になるとクレジットカードで支払うというスパイラルに陥ってしまいます。
仮にもしここで、家電の買い換えや結婚式に呼ばれるといった10万円前後の出費があると、リボ払いに切り替えをしてしまい、気付くと借金が増えていくパターンになることもあるので注意が必要です。
<出典:マイナビニュース『お金が貯まらない人に共通する10の行動と心理』>
いかがでしたか?上の文章はビジネスマン向けに書かれた文章ではありますが、その殆どすべてが、少し言いかえれば私たちにも当てはまる内容だと思われます。特に独身のワカトビ諸君には心当たりがある項目も多かったのではないでしょうか?(自分はかなり当てはまりました笑)
これらすべての習慣を一度に改善するのは難しいかもしれません。ですが逆に言えば「これならちょっと頑張れば改善できそう!」という習慣も一つ二つはあったはずです。まずはそう言った簡単に直せる部分から直していき、少しずつ自分の意識を変えていくことが重要といえるでしょう。これは貯金に限らず、仕事からプライベートまで多くの場面で言えることでもありますね。
なにはともあれ、お金の貯められる人間になれるよう互いに頑張っていきましょう!まずは目指せ、貯金3桁万円!笑
引用サイト:『マイナビニュース『お金が貯まらない人に共通する10の行動と心理』
友達にも鳶の事を教える。