鳶人TOP > 鳶とお金

【鳶とお金】国保料を払わないでいるとどうなる?

6月は国保料の払い始めになっている自治体、多いですね。分厚い1年分の納付書が届いてため息をついているヨメトビも多いかも?

「滅多に使わねーのに、保険料払うのがもったいない。抜いてもらえ。」
「どうせ使わねーんだから、バックレで放置だ。」

なんて話している若親方、ちょっと待ってください!それって実行するとヤバイことになってしまいます!
国保料を払わないと、色々面倒なことになるんです。

国保を抜けるのは「別の保険」に入らないとできない!

まず、国保って、「要りません」「入りたくないです」で、簡単に抜けることはできません。
国保を抜けることができるのは、社会保険完備の会社に就職するか、自分の事業所で社会保険に加入するか、または、市町村が運営する以外の国保に加入するか、とにかく「別の健康保険に入る」かしないと、抜けることはできない決まりです。

なぜなら、日本は「国民皆保険制度」なので、どこの健康保険にも入っていない人は自動的に自治体国保に強制加入されてしまうことになってるからです。

他の保険に入らないで国保にも入らない方法というと、「日本国籍離脱」しかないということになります。

強制加入になってるのに保険料を払わなかったら?

どこの保険組合にも入ってない時期(カラ期間)が起こらないために、各保険組合は自分のところに属している鳶職人が退職で保険資格を失くすと、まず自治体にお知らせする決まりがあるので、自分から手続をしないでいても自動的に「入ったこと」になります。これが強制加入で、バックレて手続しないままでいると「払ってね♪」という請求が後から届きます。

届いたらこっちの負けで、期限までに払わないでいると、自動的に延滞金(利息)がどんどん増えていきます。
「冗談じゃねーよ!入ってないじゃん!」は効果ないです。国の決まりで強制的に入れられてしまうので、「なんで手続きに来なかった」と怒られるのがオチです。

それでも放置を続けると、延滞金が一定以上貯まった段階で督促状が来ます。いわゆる「赤紙」ってやつです。

赤紙が来ても払わないでいると、最後は差し押さえがかけられて、給料や口座の現金が抑えられてしまうことに!高い車なんかに乗ってるとそれも危ないです。

まあ、ロクなことにならない、と覚えておきましょう。

保険料を払わないと保険が使えない!

当たり前ですが、保険料を払わないと保険も使えなくなります。ただ、これには制限があって、いきなり全く使えなくなるわけではありません。保険料の滞納状況に応じて段階的に使えなくなっていきます。

また、払わなければいけないのは分かっているけれど、払えない場合、払い方を相談したり、状況に応じて保険料そのものを安くしてくれる手続もあります。詳しくは別記事でご案内しているので、ぜひ、ご覧ください。

友達にも鳶の事を教える。

新着足場鳶求人

関連記事