仕事をやめて健保がなくなった!
解雇や自己都合退職して会社をやめると、健康保険は資格喪失といって、利用出来なくなります。
この場合、市町村がもっている健康保険に加入しなければなりません。
「別に、通ってるビョーインないから、再就職までほっとくわ。国保とか高いホケンリョー払いたくねえし。」
なーんて思ってバックレていると、後になって思わぬしっぺ返しが!!
会社を辞めた後の健康保険手続について見ていきましょう。
会社は辞められても健康保険は辞められない!?
会社を辞める時に「健康保険証を返してくださいね。」とか「返送して下さいね。」と言われて、
「そうか、健康保険なくなるんだなあ・・・。」
なんて思ったことありますよね?
これで保険料ともおさらばだ!と思ったら、残念ながらそうはいかないんです。
日本の場合、会社はやめられても健康保険をやめるって事はできない仕組みだからです。
「・・・ってなんで?保険証を返してくれ、って言ってたってことは、保険をやめるって事じゃねーの?」
ところが!日本では健康保険の組合が変わるだけで、どこかの健康保険には「必ず入っていなければいけない」という決まりがあるからなんですね。(これを国民皆保険制と言います)
要するに日本で生活している人は、法律で赤ちゃんからじいちゃんばあちゃんまで、全員何かの健康保険に入っていなければいけない!というきまりになっているんです。
従って無職だろーが、保険料払いたくなかろーが、日本人である以上は、健康保険に加入する「義務」があるということになっています。
退職後に国保の手続を放置すると・・・?
良く知られているように、国保って保険料が高いですよね。
退職して収入が無くなったのに、再就職間での期間が短い時なんか、わざわざ国保になんか入りたくない!って思うのは普通のことです。
じゃ、「めんどくせえ!バックレるわ!」ってやるとどうなるか?
健康保険に全く入っていない期間(これを「カラ期間」といいます)が発生していたことが発覚した段階で、遡って自動的に国保に入れられてしまいます。
手続きをほったらかしていた場合強制加入という制度があって、市役所の方で勝手に国保に加入していたことにできる制度もあるんです。
当然、加入しているわけですから、もれなく国保料の納付書もシッカリ送られてきます。
払わないままにしておくと、最悪の場合、給料差し押さえなどに発展する場合もあり得るんです。
ただし、退職してすぐに再就職が決まって、健康保険の「カラ期間」が発生しない場合や、
解雇されての退職で、保険料免除の申請などで減免を受けられる場合など、状況によっては自己負担が軽減できる場合もあります。
転職するなら「カラ期間」ができないようにする、解雇されたときは国保料の減免が受けられるかの相談も忘れずにするほうが安心ですね!
友達にも鳶の事を教える。