【読み方】
手元
てもと
【解説】
1人前の職人を手助けするために、職人の下につく補助者のこと。手子(てこ)とも言う。かつては手元専門の職人がいたが、人件費の向上と共に手元を使う習慣は消滅した。現在では見習いの職人がこの担当になることがある。
補助と聞くとちょっとした小間使いのような印象を受けるかもしれないが、実際はメインの職人が次にやろうとしていることを常に意識しつつ、作業が滞ることのないよう下の人間と連携を取っていかなければならない。そのため、手元につくことになる職人は、見習いの中でもある程度仕事を覚えている人間か、逆にこれから集中的に仕事を仕込んでいきたい有望株に任されることが多い。それだけ手元は重要なポジションなのだ。
友達にも鳶の事を教える。