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鳶の奥さんに聞いてみた!突撃インタビュー! 【前編】

嫁とび1

鳶人編集部がこれまで数多くのベテラン・エース職人のインタビューを重ねてきて、「ある事実」にたどり着いた。

一体それは何か、というと・・・

「鳶職人は、年齢の割に結婚が早い。」

という事実である。世間では「晩婚化」「婚活」がささやかれる中、鳶職人は30代で既に中堅職人で10代の子どもがいる人も珍しくない。
職人歴を10代中~後半にスタートすることも平均年齢を下げる原因かもしれないが、結婚となると相手のあることで、単純には行かないだろう。
しかし、職人の多くが20代前半で素敵なパートナーとの生活をスタートさせている。

鳶の職人としての生き方を理解して、日々支えてくれている妻たちは、どんな思いを抱いているのだろうか?今回、夫が鳶職人のN美さんにお話を聞いてみた。

今回のインタビュー相手:N美さん(30代)
関西地方住まい。夫は足場会社に勤務する鳶職人で、一男二女のお母さん。

鳶の仕事着に惹かれて交際へ

―ご主人との出会いについて教えてください。

「友人のそのまた友達、という感じで紹介されました。私は、建設業とは全然関わりのない仕事をしていたので、仕事の上では全く関わる機会はなかったですね。」

―職人さん、ということには抵抗感とかはありませんでしたか?

「実は、私のお父さんも鳶職人だったんです。夫と同じく足場鳶だったのですが、子どもの頃は仕事をしている姿はよく知らなくて。「どんな仕事をしてるの?」と聞くと「鳶してるんだよ。」と言われるだけで、「ふーん??」という感じ。
だから正直言って、鳶と言われても何をする人かピンとこなかったです。初めて出会った時は、普通の建設業系?という感じでした。」

―ズバリ、「ここに惚れた!」というキッカケは?

「仕事着姿のカッコよさですねー。最初に出会った時は私服で来てたんですよ。それから、何度か会って、仕事の後でそのままデートしたことがあったんです。仕事着のまま待ち合わせ場所に来た、そのときの姿に「ほー!」ってなって。」

―カッコよかった?

「デニムの作業服が衝撃的でした(笑)すごくおしゃれだな~と。彼の場合は、正直、私服の方がチャラい感じです(苦笑)」

―いわゆる「ニッカ萌え」とか「作業服萌え」だったんですね

「そうですねー(笑)」

仕事着に魅力を感じたN美さんは、後日、現場をナイショで見に行ってみたのだという。その時、彼の「仕事ぶり」が、交際を意識するキッカケだったと語る。

「鳶職人の仕事はなんて言うか「ちゃかちゃか動く」感じ?。下から見ていて危なっかしいし、ハラハラします。でも、すごくピリッとした真剣な表情で・・・。」
今でも、自宅から近い現場での仕事は、「黙って急にお忍びで見に行って、楽しんでいます。仕事中の表情はとても好きです。」と、鳶の魅力でしっかり充電されているようだ。

実は20代でご主人とのお付き合いしていた頃、同世代の同僚、友人からは、「鳶職人との結婚までは考えられない」と言われてしまったこともあるのだという。それでも「自分は好きだから、後悔しない。」と返事しました、とあっさり話すN美さん。芯の強さ感じられた。

日頃の生活でも感じる鳶職人魂とこだわり

読め鳶2

鳶に限らず職人さんは、普段の生活の中でもついつい、職人らしさを発揮してしまうことが多いと言われている。職人の妻として「職人魂」を感じる場面はどんなところなのだろうか?お話を伺ってみた。

ー普段の生活の中で「やっぱり鳶だなぁ」と感じるところなんてありますか?

「うちの場合は「こだわり」ですね。特に道具へのこだわりは、すごい手を抜かない。いわゆる意固地ではなくて、いい意味で頑固。「昭和頑固おやじ」的な感じがします。
私自身も細かな手作業は好きで、デコアートや、ケーキを作ったりするのは楽しみますが、あそこまで細かくないですよ。ベルトの位置、左右対称をビシッと正しくしないと嫌!とか、ちょっとすごいなーという感じですね。」

―普段のご家庭での様子はいかがですか?

「どちらかと言うと無口だと思います。基本あんまり話さない。 何か言いかけて途中でやめて、「またそのうち・・・」っていいながら、そのまま忘れてしまうことも(苦笑)口数が少ないせいで、何を思っているのか、私がすぐにわからないこともありますね。 様子を見て察するという感じで、今はもう慣れましたが、 新婚の頃は「???」ということがよくありました。」

寡黙でありながら、ここぞ!というときは強いこだわりで仕事を貫徹する。職人らしさが感じられる正確のご主人のようだ。

―困ったことは?

「こだわりが強いのはいいことだけど、「気になりだしたら極めないと駄目」って、ほっとけない性格っていうのはちょっと大変かな?って・・・体も心配です。付き合っている自分も寝れなくて、睡眠時間が削られて3時間くらいになってしまったときがありました。」

―それは大変でしたね。

「「明日でいいじゃない」「後でいいじゃない」が通用しないってことですかね。職人さんはどうしても流せない、っていうこともあって、言葉尻で喧嘩になる場合もあります。」

―普段の生活の中で、「仕事柄なのかな?」と思う習慣はありますか

「現場仕事をしている人って、サラリーマンと比べるとが、女の人の体力面に気を遣ってくれると感じますね。買い物に行けば荷物は持ってくれるとか。「女はやらんでいい」とか。逆に「女はこうあるべき、男はこう」とちょっとを決めつけている感じのところもあります。」

ちなみに、N美さんは「典型的な B 型」と自己評価する。白黒はっきりしないと気が済まない性格だから、ご主人がそれで傷ついてしまうのかな?とちょっぴり反省しているとのこと。
一方「彼はO型なので、細かい割には陽気。時々あまりのファンキーさについていけないなと思う場面もあった。」と、家庭の中では和気あいあいの明るいご家族の様子が伺えた。

インタビュー後編に続く・・・

友達にも鳶の事を教える。

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