足を骨折した、怪我をした、捻挫をした。治っていってるはずなのに、いつまでも痛む・・・
治療が終わって「完治しましたよ」とお医者さんからは言われたのに、なんとなく、いつまでも痛みが治まらない。
うっすら腫れてるし、何年も過ぎたのにじんじん、ずきずきする気が・・・後遺症?いいえ、これには理由があります。長引く痛みの対処法についてまとめました。
治ったはずの怪我が痛む原因は複数ある
完治したはずの怪我が痛む。これにはいくつかの原因が重なって起こります。起こりやすい原因は、
①かばい痛み
②神経性の痛み
③骨折の後遺症
④精神的なもの
などがあるそうです。詳しくみていきましょう。
完治するまでに起こりやすい「かばい痛み」
足や腕に大きなけがをして、ギプスや補助具で固定されてしまうと、いつもと同じような動きはできません。
歩く時でも、腕を使う時でも、体のバランスがいつもと違うため、普段使わない筋肉が使われたり、痛まないように、そろそろと動いたりするせいで、筋肉や腱に余計な負担がかかってしまいます。
こうした「けがをした場所をかばって起きる痛み」を、「かばい痛み」と呼ぶこともあります。足の関節では腱鞘炎を起こしかけるケースもあり、せっかく怪我が治っても、別の治療が必要になる原因になったりします。
かばい痛みが起こる原因は「使い過ぎ」です。怪我をして思うように動けずイライラしてしまいますが、ここはグッと我慢して安静をキープしましょう。腫れや痛みは安静にしていれば自然と収まります。
骨折の後遺症や怪我後の神経性の痛み
骨折の場合、怪我をした箇所が何年も繰り返し痛むことがあります。これは一種の後遺症で、季節の変わり目や、急に寒くなった時など、気候の変わる時に起こりやすいようです。「鈍い痛み」と言われ、じんじん、ずきずきと痛むと言われます。
個人差が大きく、長い人では年単位で痛みを覚えるそうですが、特に何もしなくても自然と収まってしまうことがほとんどです。あまりにしつこく痛みが強いようであれば、病院で診てもらうようにしましょう。
大きなけがをした後、皮膚の表面にピリピリした痛みが続くケースもあります。これは神経性の痛みで、皮膚細胞が再生するときに乱れが生じて起こるようです。バイクでコケて砂利で削ったような傷で起こりやすいです。これも、一種の後遺症といえなくもないですが、徐々に慣れて気にならなくなることがほとんどです。
精神的なショックで痛みが繰り返されることも
大きなけがが原因で、その後も怪我をした箇所に痛みを繰り返し訴えて、いくら精密検査をしてみても、特に問題が見つからない場合は精神的な原因で痛みを感じている可能性があります。生活に支障がない場合は良いですが、あまりにも苦痛が強くて眠れないなどの症状が見られるときは、心療内科やカウンセリングの利用が効果的な場合もあります。
原因は大怪我をしたショックにあると考えられるような時は、「気にし過ぎ」などの安易な声かけや、「飲みに行こう」などアルコールで紛らわせる方法は避けて、心理・精神医療の専門家を頼りましょう。
友達にも鳶の事を教える。