春は転職のシーズンです
会社を変わる時のタイミングや、転職後の社会保険加入条件によっては、
健康保険にどこにも加入していない「カラ期間」が発生してしまう場合がありますね。
「保険使ってないしー。半月程度のことだから別にいいんじゃね?」と思ってませんか?
これ、後日思わぬ事態が起こることになります。
健康保険未加入の「カラ期間」は「強制加入」の対象に!
仕事を持っていて、個人の収入で生計を立てている人の場合、転職で健保のカラ期間が発生してしまった場合、
自動的に国民健康保険に加入していたことになる!!
って知ってましたか?
日本は「国民皆保険制」を取っている国なので、日本国籍がある以上は一人残らず全員、何かの健康保険に「入らなければならない」という決まりになっています。
ですから、転職の都合で、前の社会保険から、新しい勤務先の社会保険に切り替えるまでの間、何日間かでもカラ期間になっていると、新しい健康保険証ができた後から
「なんだよー。鳶山鳶太郎はA社を辞めた●月×日から、●月▲日まで無保険だなあ。こりゃーまずい。」
とお役所にバレてしまって、
「国保入ってた「こと」にしてもらわんとー。で、●月▲日で国保脱退ね。」と、お役所の方で勝手に手続きをしてくれちゃう「決まり」があるんです。これを「強制加入」といいます。
強制加入期間中の保険料と医療費はどうなる?
「なんだー、強制なんて言ったって新しい健康保険証できてくれば関係ないじゃん。使ってないしー。」
「え?待て待て、ということは、A社の時にかかってた整骨院、無保険だと10割負担だったから、そのまんま黙ってバックレで保険治療しちゃったぞ。これ、どうなんの?」
ハイ、どっちもバレます。後で。
医療機関からの請求のタイミングにもよりますが、こういう場合、痕から不足の7割分の請求が来るか、国保の保険料の請求が先に来て、それから保険証を医療機関へお詫びしながら持って行くかのどっちかです。
強制加入の国保料は加入期間は実質数日間でも、一か月単位で請求されますから、その分は払わなければなりません。
バックレたつもりでも、必ずバレて後日しっかり請求されますので、くれぐれもご注意を!
治療中なのに転職でカラ期間が起こりそうな時は「継続」「任意継続」の手続きを!
鳶職人も家族も人間ですから、転職の事情とは別に治療継続で健保が必要になる場合はあり得ます。
転職先での健康保険加入まで時間がかかりそうで、治療中の持病がある場合は、もともと加入していた健康保険組合に退職後も自分で保険料を払うことで退職後も短期間加入し続けられる「継続」「任意継続」という手続きもあります。
保険料負担や、使える医療機関に制限がかかるなど、一定の条件があるため、国保のほうが有利な場合もあります。
治療中の病気やケガがある場合は、先に健康保険をどのように処理するのかを調べておくようにしましょう。
友達にも鳶の事を教える。