利益さえ出ていればもう安泰!とならないのが会社経営の怖いところで・・・
仕事がバンバン入ってくる!人が足りなくて、臨時で何人か雇い入れた!仕事の総額がデカイから、全然ヨユー!ウハウハだぜ!!
と・こ・ろ・が!?
「ちょっとっ!アンタ、今月の職人の給料払ったら、銀行がパンクしそうよっ!!」
な??なんで???儲かってんのに、カネがないの??どーして??
儲かっているときほど怖い「黒字倒産」とは?
これを食い止めるために知っておきたいキーワード、
キャッシュフロー
を知っておきましょう。
建設業あるある!!黒字倒産のありがちなパターンとは?
まず、「儲かってるのに、銀行や事務所に金がない」の状況が悪化して、給料や社会保険料、返済金などが払えなくなると、会社ってどーなるのでしょう?
ハイ、倒産 ですね。
「まてまてまてーい!!儲かってんのに倒産ってどーいうこっちゃ?おかしいやろがい!?」
という親方、要注意です。
儲かっているはずなのに、会社の資金が焦げ付いて倒産するのを「黒字倒産」といいます。
業績は良好で、仕事はどんどん入ってくる、会社の規模も仕事量に応じてどんどん拡大していくパターンが多いです。
でも、倒産してしまう。
実は建設業、黒字倒産ってけっこうあります。見た目は儲かってるように見えて、ある日突然!ってのも多い。
その理由は「キャッシュ」つまり、現金にあります。
建設業の「儲け」のカラクリ!儲かってるけどカラッケツ!?
黒字倒産が起きる原因は「手元の現金、預金が底をつく」から。
「いや、おかしいっしょ?カネがなくなるってなんでよ?仕事してんだから、売上上がってるはずでしょ?」
はい、そーなんです。仕事をしているから、売上は上がってる。だけど、建設業の売上って
売掛金
つまり実際の入金までには時間がかかるお金なんですね。
仕事が来たから、と喜んで受けまくって、人件費などの経費が急激に上がると、手元の現預金で賄いきれない情況が発生します。
建設業では、工事完了、引き渡しから実際の入金までの時間が長い会社が多いのが特徴。
建築は時間がかかりますから、半金前渡しも多いですけども、金額がでかい代わりに払いも待たされやすい。
帳簿上では黒字、だけど、資金繰りは悪化って状況に陥りやすい特徴があるんです。
現金だけの収支=キャッシュフローで資金繰りの状況をチェック!
黒字倒産が起こる原因は、
手元の現金+すぐ入ってくる売掛金<<<<<払わなければならない賃金や借金+経費
って状況になるからです。
お金が足りないのだから、どっかから借りてでも持ってきて、期日までに払わなきゃならない、でも、現金がもうない!!
更に、儲けが大きくなるほど払うべき税金も大幅にUP!
目先の経費でヒーヒーしているところに、ドーン!!と税金がかかってきてしまうと、どうしようもない状況になってしまいます。
手元の現預金と支払いのバランスを適切に保てているのかをチェックするのがキャッシュフローです。
健全な経営状況のためには「入ってくるお金>払うべきお金」にならなければ、儲けは上がらないということ。
「簡単に言うなやーww」って苦笑されそうですね。もうちょっと詳しく、具体的にどうしたらいいのか?を次回からお伝えします。
友達にも鳶の事を教える。