コンビニ新登場の新しい電子決済「なんとかペイ」は安全か?
令和になってから急増している、新しい決済方式「(なんとか)ペイ」。
大規模なポイントバックキャンペーンで人気沸騰した、Paypayに始まり、無料通話アプリ、LINEが提供するLINEpayでも1000円プレゼントキャンペーンで話題を呼びました。
そしてついに、各種電子マネーを取り扱うコンビニでも自社発の決裁方式が7月1日を機にスタート。
ところが、スタート直後から大規模被害発生で一気に
「(なんとか)ペイ、って大丈夫なの?」という空気が流れ始めています。
現場メシの入手先として愛用しているコンビニをオトクに便利にするはずの新しい決済方式の安全性について調べてみました。
7payで不正アクセス被害!・・・原因は?
令和元年7月1日のスタートからわずか3日で不正アクセスによる大規模な被害が発生したセブンイレブンの新決済方式、7pay(セブンペイ)。ニュースを見て「オレ大丈夫か!?」と慌てた職人も多かったのでは?
900人にも広まってしまった被害の原因は、7pay運営側の対策の甘さが一番の要因だったようです。
セキュリティーの重要なポイントである二段階認証を管理担当者らが正しく理解していないなど、リリースを急ぐあまり防御面が甘かったことも判明しました。
利用者側が2つのパスワードを、それぞれ全く違った使いまわしをしていないもので用意していても漏えいしてしまった例もあり、もともとの問題があったようです。
現在対策が進行中であり、不正アクセスをした相手が逮捕されたり、解決まではしばらく時間がかかりそうな状況ですから、まだ導入していない職人は、しばらく様子を見たほうが安心かもしれません。
セブンイレブンではnanacoも変わらず利用できます。nanacoを利用しつつ、改善が終るまで待つのが無難と言えそうです。
ファミマ・ローソンの「ペイ」は安心か?
コンビニ大手のファミリーマートでも同時期に新しい「ペイ」システムを導入しています。ローソンでは独自のローソンスマホペイを2018年に導入して以降、続々と利用できる「ペイ」を増加させています。これらの「ペイ」は大丈夫なのか?気になるところですね。
ファミリーマートのファミペイは、これまでファミマTポイントカードとファミマアプリでバラバラに使われていたものを一本化したイメージです。ファミマアプリはTマネーを運用してきた実績もあり、大きなトラブル報告はなかったようなので、いまのところは安心なようです。
ローソンの方はd払い、楽天ペイなど、他社のペイシステムと広く連携していて、ローソンスマホペイそのものに直接クレカや銀行口座などを紐づけする訳ではありません。こちらはセキュリティーに定評のある会社を選んで紐づけするのがポイントになりそうです。
新しいシステムのスタートでは、こまめなチェックが被害を防いだり、仮に発生しても最小限に抑える効果を発揮します。便利なものだけに、セルフケアだと思って、状況をこまめにチェックすることで使い過ぎ予防効果も持てそうです。
友達にも鳶の事を教える。