福島県での竜巻被害が全国放送されましたね!
車が持ち上げられてひっくり返され、瓦屋根がトランプを飛ばしたようにバラバラと散り落ちる様子にびっくりした鳶職人も少なくなかったのでは?
「見てねぇ!」という職人のために、動画をUPしておきます、ぜひ、ごらんください。
屋外高所で働く鳶職人、荒天はシゴトにも影響します。もちろん安全管理の面でも気を付けたいことでもありますね。今回は、こうした「初夏の荒天」の予兆と対策についてまとめます。
竜巻発生の第原因「スーパーセル」について知っておこう!
今回の二本松市で起こった突然の荒れた天気の原因は、ニュースによると「7月上旬並みの29度という高気温と、上空にこの時期としては冷たい寒気が流れ込んでいた」という気象条件によるもの。この日は竜巻に加えて福島県内を始め、各地で大粒のひょうにも見舞われました。
こうした荒れた天気につきものの「雲」があるのをご存知でしょうか?
スーパーセルと呼ばれる巨大積乱雲が、竜巻の前に発生することで有名です。
積乱雲は夏によく見られる「入道雲」のことで、夕立を呼ぶ雲でもあります。急速に巨大化する雲は雷雲にもなりやすく、入道雲が現れて夕立になるときは、雷も同時に発生しやすいと言われています。
「たかが風」とあなどるなかれ!強風はときに足場も倒す!
たかが風、されど風!雷雨交じりの荒れたお天気の時は足場倒壊事故の発生も起こりやすくなります。
こちらのニュースは2021年7月に栃木県佐野市で発生した解体現場での足場倒壊事故の様子です。当時、栃木県では「竜巻注意情報」が発令されていたそうです。
警戒警報じゃなく、注意情報だからだいじょうぶ、なんて安心していられないということの証拠、ということもできるかもしれません。
事前に情報キャッチで安全に避難!スマホアプリも強い味方に!
突風、雷、ひょう、ゲリラ豪雨、いずれも突然発生するものなので、起こり始めてから対策はできません。一旦足場に上がってしまうと、作業を止めることに勇気が必要になる場面もあるかもしれません。過去、撤収が遅れたせいで落雷事故に巻き込まれた例もあり、タイミングの判断は非常に重要になってきます。
落雷、強風、ひょうの予測はどうしたらいいのか?tenki.jpによると次のような方法がおすすめだそうです。
”①雨雲レーダーをチェックしましょう。「今、どこで雨雲が発達しているのか」という実況だけでなく、「この後、雨雲がどこへ進むのか」という予想もわかります。自分のいる付近を拡大すれば、より詳しく知ることができます。
②雷レーダーをチェックしましょう。雨雲レーダーと同じように使えます。また、雷が予想されている所では、落雷だけでなく、竜巻などの突風の可能性も高まっていて、ひょうにも注意が必要です。
③注意報・警報をチェックしましょう。発表されている注意報・警報の種類によって、どんな現象に注意・警戒しなければならないか、わかります。注意警戒事項には、いつまで注意・警戒すべきか、ということも書いてあります。”
出典:tenki.jp|福島県などに発達した雨雲 今夜もしばらく急な激しい雨、落雷、竜巻などの突風に注意
起こってからでは間に合いませんから、今のうちにアプリインストールなど含めて、万全の対策をしておきましょう。今日もご安全に!
友達にも鳶の事を教える。