さて第3回目は、「体幹トレーニング」についてです!
あなたは「体幹」って何なのか、知っていますか?
体の幹(みき)と書いて「たいかん」。
簡単に言うと体幹とは手足や首を除いた胴体の部分のことを言います。今回はそこに焦点を当てていきましょう!
◆新人鳶職人みんなが感じる疑問
「筋肉には自信あるし、先輩のほうが細く見えるのにどうしてあんなに軽々と柱を何本も持ててるんだ?」
鳶職人なら新人の頃絶対に疑問に思ったと思います。
そして「コツを教えてください」とお願いしていたあの頃・・・。
「鳶職人あるある」ではないでしょうか。
◆「体幹」はすべての動きの土台!
鳶の仕事では、重いものを「持ち上げる」「支える」「引っ張る」という作業が多くありますよね?
たとえば、何かを持ち上げる動作をする時、最初に動く筋肉はどこでしょうか?
「“持ち上げる”のだから腕?しゃがまなきゃいけないから脚?」と思う人もいると思いますが、実は人の動作はほとんどすべて体幹から始まっているんです!
私たちは走ったり歩いたりするときも、前に出た足とは反対に腕を振っていますよね?これも、足の動きを最大限発揮するために体幹を通して上半身の動きが生み出されている証拠です。
◆体幹を鍛えるメリットは?
割れた腹筋や盛り上がった腕の筋肉などに目が行きがちですが、実は体幹を鍛えることは体の内側の筋肉を鍛えることにつながります。
内側の筋肉が外側の筋肉を支えることで、「見せかけではない“本当の筋力”」を生み出すことが出来るようになるのです!
鳶の仕事をしている身としては、やはり「使える筋肉」が欲しいですよね!
◆おわりに
いかがでしたか?
今回は「体幹」の正体と、それを鍛えることの重要性について紹介しました。
次回は具体的な体幹のトレーニング方法を紹介します!!
これで先輩鳶職人のワザをこっそり身に付けられるかも!?
お楽しみに!
友達にも鳶の事を教える。