鳶の皆さん、今日も現場作業お疲れ様です!
秋晴れの爽やかな朝。今日も一日頑張ろう!と布団から跳ね起き・・・られない時、ありますよね笑。
疲れであったり、二日酔いであったり、理由は様々ですが、中でも特に厄介で、鳶職人の職業病ともいえるのが「腰痛」です。
鳶職人に限らず多くの人が悩まされているこの腰痛。
日中から日が暮れてまで慢性的な痛みに悩まされ、酷くなると夜寝ることさえ辛くなってしまうなんてことも・・・。
そんな腰痛ですが、実はちょっとした工夫で大きく和らげることが出来る場合があるのです。
それは何かというとずばり、「正しい姿勢で寝ること」です!たったそれだけかと思うかもしれませんが、実は腰痛と寝ているときの姿勢には、大きな影響があることが分かっているのです・・・と、いうことで、今回は「腰痛を和らげる寝方」について特集します!
これで今日から快眠!?腰に良い寝方、悪い寝方!
腰痛の原因は様々ですが、寝る時に腰が痛くなる原因は大きく二つ。
「背骨が自然なS字型になっていない」、「筋肉が緊張しっぱなしになっている」ことです。それでは初めに、この二点について軽く触れていきましょう。
まず一つ目ですが、S字型とはなんだ?と思う人がいるかもしれませんね。
実は人間の背骨というのは真っ直ぐ伸びているのではなく、緩やかなSの字になっているのが理想的だと言われています。そのS字型が崩れてしまうと背骨を支えている腰に余計に負担がかかり、腰痛が悪化してしまうのです。
二つ目の話についてはシンプルで、筋肉が緊張したままでは負担がかかり、疲れてしまいますよね。
つまり、寝ているときには「背骨が自然なS字になること」「筋肉がリラックスできるようにすること」。これらを気を付ければよいということです。
では、具体的にどのように寝ればいいのか?という話になりますが、これはその人の背中のタイプによって二つに分けられます。
①反り腰の場合
腰が普通よりも反っている人は、仰向けに寝ると腰が反った状態を維持しようとしてしまい、筋肉が緊張しっぱなしになってしまいます。
ですのでこのタイプの人は横になり、腰を曲げて寝ることを心がけましょう。
②猫背、ストレートバックの場合
猫背気味の人や背が真っ直ぐ伸びている人は背骨がSに保たれていない状態なので、腰の下にタオルやクッションなどを入れ、腰が浮いてS字になるように意識しながら仰向けになって寝てみましょう。
これを見ると、どうやら仰向けか横向きで寝るのが腰に負担をかけない寝方のようですね。これは単純な腰痛時以外にも効果的なようで、ぎっくり腰になった際には横向きで、椎間板ヘルニアになった際には仰向けに寝ると痛みが和らぐそうです。
さて、腰に良い寝方はわかりました。では、逆に腰に負担をかけてしまう寝方とは何でしょうか。
・・・正解は、うつ伏せで寝ることだそうです。うつぶせには、下にあるような欠点があると言われています。
・頸椎をひねる必要がある。
・気管が狭くなる
・心臓、肺、内臓が圧迫される。
・背骨が自然なS字型にならない。
・寝返りを打ち辛い。
デメリットの多さにも驚きますが、何よりも怖いところは腰だけではなく気管や内蔵、首など全身に負荷がかかるということです。体に余計なダメージを与えたくないなら、あまりうつぶせはおすすめできないようですね・・・。
と、いうことで今回の内容をまとめると、自分の腰のタイプに合わせて横向きか仰向けで寝ると腰痛が和らぎ、逆にうつ伏せで寝ると痛みが悪化してしまう可能性がある、ということですね。腰痛が辛くて夜も眠れない・・・という皆さん!試しに今夜から、自分の寝方を意識してみてはいかがでしょうか!上手くいけば一気に調子が良くなるかもしれませんよ!
友達にも鳶の事を教える。