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ノロウイルス流行中!現場に出るなら覚えておきたい予防と対策

例年、冬に流行するノロウィルス。かかると、強い胃腸症状で辛いものです。

感染予防をしっかり行わないと、現場仲間や家族にも次々とうつってしまうので、その点でも注意が必要です。ノロウィルス予防と対策についてまとめます。

ノロは接触感染!予防の基本は手洗いと加熱!

ノロウィルス予防の基本は

・しっかり石鹸で手洗い
・貝類はなるべく過熱して食べる

この2つが効果的です。

冬に流行する病気といえば、インフルエンザとノロウィルスやロタウィルス、エンテロウィルスなどによる腸感冒です。インフルエンザも、腸感冒もウィルス感染症ですが、インフルとノロで違うのは感染経路です。腸感冒を起こすウィルスで多いのは、

ノロウィルスが手や口の周りに着く⇒食べ物、飲み物と一緒に口に入る⇒発病

こういう経路です。ノロウィルスの症状では咳はほとんど出ないので、ウィルス保菌者の触ったものや、汚染された食品からうつります。

食べ物からの感染は貝類が多いです。昔から「生牡蠣に当たった。」なんて言いますね。ノロウィルスは海中で貝類の内臓に溜まる性質があるので、生で貝を食べると、ノロにやられる可能性が高いです。

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困ったことに、ノロウィルスはアルコールでは除菌できません。しかし、塩素に弱く、しっかり手洗いをすることで除菌できます。石鹸を使って、爪の隙間や生え際も丁寧に洗い30秒以上すすぐと、水道水の塩素で除菌効果が上がります。

ノロウィルスは熱にも弱いので、貝類は生食を避け、85度以上に加熱して食べるようにすると良いでしょう。

ヨーグルトや牛乳は腸にバリアを作り、ノロウィルスの繁殖や毒素による症状の緩和効果

家族が腸感冒にかかったら隔離と塩素消毒

ノロウィルスの症状は、微熱と嘔吐と、下痢です、突然強烈な吐き気に見舞われるので、大の男でも我慢しきれずに、車の中で吐いてしましまったりします。嘔吐はウィルスを体から追いだす反応で、仕方ないものなのですが、処理に注意しないと、吐いたものが原因で周りに感染を広めてしまいます。

・室内、車内で吐いたら、ゴム手袋着用で拭き取り、塩素を含ませた雑巾で掃除するか、掃除後、薄めた塩素スプレーで除菌。雑巾は使い回さない。
・トイレで吐いたら塩素スプレー
・吐いた場所を拭いた雑巾、ティッシュなどは、ビニール袋で二重密封し、まとめておいて、ゴミの日に捨てる。
・布団や衣服に吐いたものや便が着いてしまったら、ゴム手袋着用で汚れを拭き取り又は洗剤液で洗う。熱湯消毒かスチームアイロンで除菌する。

食事は吐き気があるうちは病室でとり、寮の食堂や家族から隔離します。風呂もしばらくNGです。感染拡大させると現場を止めてしまうことになります。患者一人の問題ではないので、病人は速やかに受診、早退させ、現場は除菌して、感染予防につとめましょう。

効薬はないので補水と栄養補給で乗り切る

ノロウィルスには特効薬はありません。発症してしまったら、体力を温存して脱水症状の予防をしつつ、家族や仲間に広げない対策をすることが重要です。

ノロウィルスの腸感冒にかかった人は、別室で暖かくして、熱はなくても、こまめに、ぬるくしたスポーツドリンクを飲みましょう。
24時間は、胃腸を無理に働かせない方が、早く治ります。「吐いたら、スポドリ」で1.5リッターくらいを一晩で消費しても構いません。少し吐き気が落ち着いたら、ヨーグルト、卵粥や柔らかく煮たうどんなど、胃腸にやさしいものを食べます。
ゴロゴロしていると退屈してしまうでしょうが、感染予防のため、雑誌など物の貸し借りは厳禁です

飲食が全くできないような強い嘔吐と下痢や、年配で体力が落ちてきている職人さんでは、一晩待って熱が下がらないようなら再度病院に行って点滴をしてもらうことも考えましょう。脱水は急速に進むと命の危険に陥るときもあり、甘くみてはいけません。

早ければ、2.3日で吐き下しは収まります。しかし、体内のウィルスは発症から5~一週間は残っているため、この期間は出勤NGです。回復期には積極的にヨーグルトを摂り、ウィルス排出と整腸を促すと早く治ります。

まとめ

繰り返しになりますが、ノロウイルスは症状もさることながら、感染力が高く周囲の人間が二次、三次感染してしまう可能性が高いことに気を付けなくてはいけません。
作業員が一人欠けると現場全体に負担がかかるのは間違いないですが、まだウイルスが残っているのに無理やり復帰して同じ現場の仲間にまで移してしまっては、それこそ現場全体に大迷惑がかかってしまいます。
もしノロにかかってしまったら、無理せずしっかり治すようにしましょうね!

参考記事:厚生労働省ホームページより

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000129187.pdf

http://www.skincare-univ.com/article/010657/

友達にも鳶の事を教える。

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