現場では資料の作成や現場調査、安全パトロールなどありとあらゆる目的で現場の写真を取ります。
今のスマホであれば十分な画質の写真は撮れますが、現場での作業時は粉じんが舞いやすく、そんな中でスマホを操作していると故障の原因になりかねません。一度二度使うだけならともかく、定期的に現場写真を取る必要がある営業さんは、ぜひデジカメを用意しておきましょう。
しかしながら、「現場用デジカメと言われても、何を基準に買えばいいの!?」という疑問を持っている方は多いはず。今のご時世カメラに常に触っている人間は多くありませんからね。
そこで、今回は現場向け特集と題しまして、ハードな現場に持ち込むためのおススメカメラをいくつか紹介したいと思います!
出来る営業になるためにも、現調用のアイテムはしっかりしたものを手に入れておきましょう!
頑丈で使いやすい!現場のハードな環境に負けないおススメデジカメセレクション!
それではまず、カメラの紹介に移る前に、「CALSモード」という機能について触れておきましょう。以下の文章はRICOH公式サイトにあるCALSモードについての説明文章です。
建設 CALS に対応する電子納品に適した画質・サイズで撮影できるモードです。CALS モードにするには、モードダイヤルを [CALS] に合わせることで、即座に切り替えることができます。
この「建設CALS」というのは国土交通省が進めている図面や計算書など、建設業界でこれまで取り交わされていた書類を電子データ化して管理するシステムです。
そして、電子データとして現場写真を送る際には国によって規格が定められており、CALSモードは撮った写真データを自動的にこの規格に合わせてくれる、という機能なのです。要するにこのモードで現場写真を取ればデータ提出時にケチが付かないということですね。当然、現場写真撮影用のデジカメにはなくてはならない機能です。
と、いうことで今回おススメするカメラはどれも「CALSモード搭載」かつ「頑丈で壊れにくい」ものを条件にピックアップしました!それでは、改めて見ていきましょう!
第3位 RICOH G800
耐久度 5
撮影 5
機能 5
重さ 3
値段 3
総合 21点/25点
(販売サイトはこちら!)
第3位は工事現場撮影用として名高いデジカメがこのG800です。
業務用カメラということでまさしく現場撮影用に特化されたこのカメラ。防水、防塵はもちろんのこと、2mの高さからの落下衝撃にも耐え薬品耐性も完備(特にこの耐薬品は現場系カメラでも備えてある種類は少ないです!)、暗い現場でも鮮明に撮影ができます。
更にはリチウムイオン充電池の他にアルカリ単四乾電池を代用することも出来、いざという時の電池切れにも安心です。内部メモリが6.5GBもあるので、メモリーカードなしでも大量に写真を記録できるのも嬉しいですね。その代わり重量は約300gと少し重めです。
お値段こそネット通販で60000~80000とやや割高ですが、初めて現場用デジカメを使うならまずはこれ!と自信を持っておススメできます。
第2位 WG-40W ブルー Wi-Fi
耐久度 3
機能 4
撮影 5
値段 5
軽さ 5
(販売サイトはこちら!)
第2位であるリコーのWG-40Wは水深14mでの撮影を可能にする防水機能や、1.6mの落下に耐える耐衝撃、100kgf耐荷重、-10℃耐低温に防塵機能と、様々なアウトドア環境での撮影が可能になっています。
現場以外でも様々なシーンでの活躍が期待できるカメラといえるでしょう。重さも194gと比較的軽量で取り回しがよいのもグッドですね。
そして、このカメラの特にオススメな点はwi-fiに対応していることです!スマホを使ってリモートでシャッターを切れる機能や、スマホと撮影した写真をシェアする機能を使うことで円滑なデータ管理が可能になります。値段も30000円前後と他に機種と比べ、大分お手頃となっております。
総合して、現場だけでなく様々な場面で活躍するカメラといえるでしょう!実は筆者もプライべートで愛用しています!笑
ただし、現場とプライベートで併せて利用する時はデータの取り回しにはくれぐれもご注意を!万一大事な現場のデータが誤って流出・・・なんてなったら目も当てられませんよ!
第1位 オリンパス STYLUS TG-3 工一郎
頑丈さ 5
機能 6
撮影 5
値段 4
軽さ 4
(販売サイトはこちら!)
栄えある第1位は、G800と同じく工事現場撮影用のデジタルカメラ、「工一郎」です。
G800の5m防水を超える雨天や海の現場でも問題なく対応可能な強力15m防水や、防塵機能、2.1m耐衝撃、100kgf耐荷重、-10℃耐低温と、頑丈さでは業務用デジカメの中でも最高峰と言えるでしょう!更にwi-fi機能を搭載しており、スマホやPCにすぐさま送って共有が出来るという点もポイントです!これによりスムーズな写真データの電子納品が可能になり、業務をスピーディに回すことができるようになります。
他にもGPSによる位置記録、録音機能や手袋越しでらくらく操作ができる「タップコントロール」機能、2年間のカメラ保険も付属しており、いざという時の保証も完璧です!重さも約250gとそこまで重くは感じないですね。
60000円という高めの価格があっても余裕でお釣りがくる超高性能デジカメです!文句なしの1位と言えるでしょう!
まとめ
いかがでしたでしょうか。現場仕様になっているデジカメは全体的に少し値は張りますが、写真で現場データを管理できるというのは想像している以上にメリットが多いです。また、きちんとした現場データの管理をしている、ということ自体が会社全体の信用向上にもつながります。
まだ手を出したことがない・・・という会社様は、ぜひ一度お試しください!きっと現場向けデジカメの必要性を実感できると思います!
友達にも鳶の事を教える。