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低温火傷!でもすぐ病院に行けない時の応急処置

休みの日の朝、目が覚めたら低温やけどになっていた!

「医者は開いてねーし、なんだかヒリヒリするし、こういう時はどうしたらいいの!?うっかり水ぶくれも潰しちゃったよー!!」

あらら、これは大変!こんな時は応急処置!悪化させないコツをまとめました。

低温やけど 手水ぶくれが潰れた時は 「洗って、ラップでくるむ」

低温やけどや、仲間の日焼けやけどはどちらも「皮膚の奥がダメージを食らったやけど」であることが特徴。水ぶくれをつぶしてしまった場合、「保湿」「感染予防」が第一!

①傷口を綺麗に流水で洗う
②タオルなどで水気を優しく抑えた後、サランラップなどでぐるっと傷口を包んでしまう

この時、空気が入らないように傷口は完全に密閉させておきます。
1日2回ほど、水洗いとラップの交換をして雑菌が繁殖するのを防ぐようにしましょう。
湯船に入るのは基本NGですが、シャワーでキレイに洗い流すのはOK。ただし、シャワー後は速やかに流水の洗浄とラップで清潔を保ちます。

二日以上病院が開かない時は市販薬で感染予防!

けが

連休の初日にやらかして、皮膚科の救急外来に行けない!こんな場合は積極的な感染予防が必要です。

低温火傷で水ぶくれが潰れた後は、ダメージを受けた皮膚の内側が空気に触れやすい状態になっています。
そのままにしておいたり、ガーゼで包むと雑菌に感染してしまったり、漏れてくる浸出液がガーゼにひっついて乾き、せっかくできた始めた皮膚をガーゼと一緒に剥がしてしまうなど、様々な問題が起こります。

皮膚科での低温火傷の治療の基本は、湿潤療法とか、ハイドロコロイドか言われる、皮膚をぴっちり覆う「被覆材を使った治療」になるので、
2,3日しのぐための応急処置では、なるべくこれに近い方法で雑菌の繁殖を抑えるのがベター。

しかし医療用ではない被覆材を使っていると、

・ラップの隙間から雑菌が侵入
・大量の浸出液が漏れ、そこに雑菌が繁殖して痒みが生じる
・腫れる

などの可能性があります。

ラップで抑えきれないほど浸出液が出てくる状態の時は、市販の被覆剤と抗菌剤を利用して、細菌繁殖を抑える応急処置に切り替えましょう

①ラップをはがして石鹸で傷口を優しく洗う
②流水で石鹸を完全に洗い流す
③市販の抗生物質入り軟膏を、傷口と周辺に広めに塗りつける(赤くなっているところ、かゆみ、押して痛みを感じるところは全部塗っておきましょう)
④一回り大きめの被覆材ケアリーヴなどを傷口を終えるように密閉させてはる

抗生物質入り軟膏は、2種類の系統が違う抗生物質を配合しているものの方が、予防効果が期待できます。
朝晩2回、張り替えを行うと、かゆみや痛み、腫れはおさまってきます。

自分で治そうとせず応急処置後必ず皮膚科へ!

応急処置をすると、一時的に痛みも減り、そのまま治ってくれそうな気になるもの。
しかし、低温やけどをなめてはいあけません、必ず皮膚科に行きましょう!

低温火傷は、皮膚の深部が火傷を起こしているので、応急処置だけでは、なかなか皮膚が盛り上がってきません。 1ヶ月以上治療期間がかかる場合も珍しくないんだそうです。
既に感染を起こしている場合は、抗生物質の飲み薬なども必要になります。

小さな火傷と言っても、皮膚の奥が広くむき出しになつまていますから、破傷風などの抗体が落ちている、 敗血症などの怖い病気になってしまう危険もあります。
応急処置はあくまでも応急!休みが明けたら必ず皮膚科を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。

友達にも鳶の事を教える。

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