日本列島に梅雨前線が接近中!
いよいよ、梅雨入りですね。
雨で仕事が急に休みになった日、「腹減ったなー、なんか残ってなかったっけ?」なんて台所をあさると、
「一昨日、買っておいた食パン、カビが出てる。」
「昨日買った炊き込みご飯のおにぎり、常温で置きっぱなしだった・・・」
まあいいか、食べちゃえ!なんてことをすると、大変なことになるかも!?
高温多湿の季節におこりがちなカビ対策をおさらいしておきましょう。
梅雨時おなじみのカビは「見えないところ」が危険!
梅雨時のおなじみと言えば「カビ」です。
食パンなんて、袋を開けて1日程度で、ポツポツと黒い点々や緑のもやっとしたカビが現れるのを経験した鳶職人も多いと思います。
昭和なじじ・ばばは、
「もったいない、かびたところだけよけて食べればいい。」
「オーブントースターで良く乾かせば大丈夫」
「天日で干せばカビは飛ぶ」
なんてことを言い出して、「処理をすれば食べられる」と主張することが多いようです。
でも!こんなことをやっちゃうと、後ほど下痢や腹痛に襲われる危険が!
なぜなら、パンのカビは「見えてるところだけに生えているわけじゃない」からです。
表面に見えている黒いポツポツや、緑のもやもやは、植物で例えると「花」だけ。
根っこや茎に当たる部分は食品の中に広がっていて目で見てわかりません。
だから、よけたつもりで、実は全体に広がってしまっている可能性があるんです。
カビが生えた食品はこんなに危険!意外と知られていないカビの毒性
「男の一人暮らしはカビが生える」なんて言われることもあるように、男性は衛生面の管理が苦手なことが多いですね。
雨続きで外に洗濯物が干せない梅雨時は、仕方なく部屋干しにして乾かそうとするなど、カビの好む条件が揃いやすいのです。
住宅や食品に発生しやすいカビは、青、赤、黒などの色を持ったもの。
青かびは元祖抗生物質の「ペニシリン」の原料になるものもありますが、一方で体内に取り込んでしまうと、肝臓がんの原因となる疑いがあるそうです。
赤カビは、ご飯や衣類にも表れます。こちらは気づかずに食べてしまうと、下痢や嘔吐など食中毒症状を引き起こします。
黒カビは住宅の壁や完全に乾かなかった衣類、食パンにも。こちらは、アレルギー症状の原因になることが知られているそうです。
傷口から黒カビが侵入して「黒カビ真菌症」になり、感染個所を切除しなければならないほど悪化した事例もあります。
かびた食品は食べない!残りそうなときは冷凍ベター
食品に発生したカビを取り除いたつもりで体内に取り込んでしまうと、思った以上に大変なことになってしまうことがあるようです。
一人暮らしだと、食材は残ってしまいやすいし、腐らせてしまうと後始末が面倒でつい、食生活そのものが外食に偏ってしまうし、朝飯抜きになりがちです。
腐らせない買い方、保存方法を利用すれば、朝だけでも家で食べてくることができて一石二鳥です。詳しいコツはまた、別の機会にまとめます。
友達にも鳶の事を教える。