「怪我と弁当は自分持ち」の鳶職人が一人親方になると・・・
健康保険も国保、年金は国民健康保険、同時に
健康診断
も自分持ちになります。
会社に勤めていた時は強制的に受けさせられていた健康診断、独立すると、これも自分で受けなければいけなくなるわけですね。
からだが資本の鳶職人ですから、なんてったって元気!健康でバリバリやってる親方だと
「えーと?どこで受けりゃいいんだ?病院?保健所?人間ドックとかいうのもあったよなあ???」
なんて、首をかしげていませんか?
今回は、そんな一人親方にぴったりな「自治体の健康診断」をご紹介します!
長く元気で働くために、定期的な健康診断はマスト!
たかが健康診断、と甘く見るなかれ!がんや生活習慣病などの命にか変わる病気だって、ごくごく初期にも予兆があるものです。
健康診断を受けることで早期発見、早期治療できれば、大病にならないうちに治すことができるんです。
そんなありがたい健康診断ですが、実は、内科などの病院に行って「健康診断お願いします!」と言うと「保険は使えませんよ」と言われてしまうことを知っていますか?
病院は本来病気になった人を治療するところ。 だから健康診断は保険の対象になりません。
だから病院で健康診断をしてもらうと万札がすっ飛ぶこともあります。 病院からも敬遠されやすいようです。
そこで!一人親方のおなじみ国民健康保険だったら、市町村がやっている健康診断をぜひ利用しましょう。
国保ユーザーが利用できる自治体が行う健康診断
一人親方の大多数は、建設国保や自治体国民健康保険に加入していることと思います。
そうした国保ユーザーに向いている健康診断が、自治体が定期的に行っているものです。
こちらは国民健康保険の被保険者であれば、自治体の方からご案内のハガキや問診票などセットした封筒が送られてきたりします。
メリットは、費用が安い割に検査内容が充実していること。
基本検診と呼ばれるものは、 肺のX 線の撮影、腹部の超音波、簡単な心電図、血液検査、尿検査、内科検診など、一通りが揃っています。
これに有料で大腸癌などのオプションがついてくることもあります。
基礎検診は1000円~1500円程度の金額で、かなり広範なものをカバーしてくれています。
また一定の年齢を過ぎると、人間ドックも割安で受けられる案内や、特定健診に関しての割引クーポンなどを発給してくれる自治体もあります。
どちらにしても、病院などで受けるよりも相当安くあがりますから、利用しないともったいないですね。
会場も自宅のそばで行われる時を狙えば、時間も節約になるのでは?
日時だけがデメリット受けられなかった時はまとめ検診で
自治体の健康診断で唯一のデメリットは、日時が自由に選びにくいこと。
地域によっても違いはあるものの、検査機関の都合が優先されてしまうため、「自分の行きたい時に、ふらっと行って受ける」というのはちょっと難しいようです。
レントゲン車などで地域の公民館等を順に回る場合だと、特定の地域は決まった日にまとめて受けてください、なんて仕組みの場合もあります。
また大部屋のような会場をパーティションで区切っただけのスペースで、問診を行ったりするのもネック。
プライバシーが保護しづらく、「ちょっと恥ずかしいよな」という人には辛い環境かもしれません。
決められた日時に受けそびれてしまうと、年度の最後に「まとめ検診のご案内」というのが来て3月ぐらいに一斉に受けることになる場合もあります。
お値段が安いかわり、サービスについては若干自由度が低いのが玉に瑕ですが、それでも「受けておけば安心」というのが健康診断です。
働き盛りの後半に差し掛かっている一人親方は、是非、毎年利用を進めた方が良いでしょう。
友達にも鳶の事を教える。