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記録的短時間大雨情報が報道されたらどうしたらいい?

西日本豪雨で被災された方々にお見舞い申し上げます

2018年は近年まれに見る「水害多発」の夏でした。
暦の上では秋が来ても、今度は過去に例を見ない台風の頻発、逆走台風などで、これまでの常識が役に立たない事態が発生しています。

集中豪雨による水害発生の危険性が高い、最近の気象状況。事前に被害に備えて対策するにはどうしたらいいのか?
水害の被害に備えるポイントは

大雨情報の正しい読み解き方

にあります。特に重要な「記録的短時間大雨情報」についてお伝えします。

最近よく聞く「記録的短時間大雨情報」って何を知らせてる?

ゲリラ豪雨、竜巻など、これまでには見られなかった気象現象が急速に増加している最近。
テレビの天気予報と一緒に見かける「記録的短時間大雨情報」って、聞きなれていないこともあって、分かりづらいですね。これって、どういう状況を指しているのでしょうか?

記録的短時間大雨情報は、各地の雨量計の観測レーダーで、1時間当たりの雨量が80ミリから120ミリ程度の大雨になった時に気象庁が発表することになっています。

雨量計の観測レーダーで一時間の雨量が80mm~120mm程度の数年に一度しかないような記録的な大雨となった時に気象庁が発表するものです。
1時間に100ミリ前後の雨は、数年に1回あるか、ないか?というレベルのめったに見られない激しい雨。

実際、1時間に100ミリというとどの程度かを動画で探してみると、

こちらは尼崎市で観測された過去の事例です。バケツをひっくり返す勢いで大粒の雨が降っているのが分かります。

普通に「大雨だな」「強い降りだな」と感じるのが50ミリ程度。このくらいの降りになると大雨が注意報から「警報」になり、する鳶職人なら足場作業を中止して撤収指示が出る降りです。
記録的短時間大雨警報が出るレベルは、ほぼ倍の雨量、と思っておくと、イメージがしやすいですね。

記録的短時間大雨情報が出る時は周辺状況に注意!!

「なんだー、めったに降らない大雨ってだけなら、そんなに心配ないじゃん?」なーんてノンキに構えていると、思いもかけない被害に遭う可能性があるんです。

”この情報が発表されたときは、お住まいの地域で、土砂災害や浸水害、中小河川の洪水害の発生につながるような猛烈な雨が降っていることを意味しています。実際にどこで災害発生の危険度が高まっているかを「警報の危険度分布(土砂災害、浸水害、洪水害)」で確認してください。”

気象庁「記録的短時間大雨情報」より抜粋

九州北部豪雨や西日本豪雨では川の氾濫で住宅が水に浸かる災害が起こり、山間部では土砂崩れや土石流で道路がふさがれる被害が起こりました。雨は降っていなくてもダムの放水で突然川があふれる可能性もあります。

自宅や事務所の周辺に川がある、あるいはすぐ近くに土手やがけ、山が迫っている条件の場所にいる時は、避難すべき場所とタイミングを意識して行動する必要があります。
避難場所などは日ごろからチェックしておくようにしましょう。

友達にも鳶の事を教える。

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