腸感冒で気を付けたいのは脱水症状です
「へ?脱水?あれって、夏のもんじゃねーの?熱中症。」
はい、そーですね、夏の脱水症状は熱中症の代表的症状です。
と・こ・ろ・が!冬にも脱水症状は起こります。
っていうか、冬のほうがリスクが高い条件でもあるんです。
特に、腸感冒にかかったとき、いちばん軽快しなければならないのが脱水症状なんですね!
というわけで、今回は冬の脱水症を見極めるポイントについてお伝えします!
冬の乾燥+腸感冒+発熱は脱水症のリスクが高い!
冬によく流行する腸感冒とは、ウィルス性の感染性胃腸炎のことです。主な症状は、
・嘔吐
・下痢
・胃痛、胸やけ、腹痛
などの胃腸症状です。熱は出ても37度そこそこで、最初の1、2日で下がります。
子どもさんの間で冬に流行する比較的軽いものと、ノロウィルスに代表される、大人でも激しい症状で重症化しやすいものがあります。
腸感冒では下痢で失われた水分を口から補給しようとすると嘔吐してしまうため、体内の水分が急激に失われます。冬は空気の乾燥も強いので、これが更に追い打ちをかける格好になり、一気に体の中のミネラルバランスが崩れて危険な状態になることがあり得ます。
夏の熱中症と同じく、体の水分が一定以下になってしまうことで、体の機能を正常に保てなくなる恐れがあります。
腸感冒で脱水症状になりそうなときのサインは?
腸感冒で脱水が起こり始めている予兆は、夏の熱中症に似た症状が見られます。
・手足のしびれ
・頭痛
・口の周りや口の中が渇いている
・トイレの回数が減る
・熱が上がる
この他若い人や子供の場合は、手の甲の皮膚を親指と人差し指で軽くつまんで戻る速度を見る方法もあります。
すばやく戻るなら比較的安心ですが、じわーっとゆっくり戻るようなら皮膚の含水量が減っている証拠。
このような状況になっているときは尿の色も濃くなっていることが多いそうです。
先に書いた症状とともにチェックして、2つ以上ひっかかるものがあるときは病院の診察を受けましょう。
冬脱水と重なると思わぬ重大な危険につながることも!
腸感冒は冬に流行することが多い病気。
脱水症状と言うと夏のものというイメージがあるようですが、冬には冬脱水といって、冬特有の気象条件が招く脱水症状があります。
冬は空気が乾燥しているせいで、体から気づかないうちに自然と奪われる水分(不感蒸泄)が多くなります。
低気温で代謝も下がるため「体を冷やしたくない」と無意識に水分をとるのを控えてしまいやすくなります。
冬脱水が怖いのは、じわじわと進行して、知らないうちに水分不足から血液がドロドロになってしまうケースがあること。
これが脳血管障害などの重大な生命の危機につながる病気を起こす場合もあります。
実は、冬こそしっかりと意識して水分をとるべきなんですね!
10時・三時の休憩はトイレと水分補給を心掛けて、「冬脱水」を予防しましょう!
友達にも鳶の事を教える。