新築の現場でも一番乗りで建てられる足場
まだ何も建っていない土地に足場が完成してメッシュシートなどが貼られると、なんとなく建物の形が想像できるようになって、
「ここも家が建つんだなあ・・・」
とか、しみじみしちゃった経験ってありませんか?
で、素朴な疑問・・・「あの、シート類ってどうやって止めてあるの?」
当たり前のようでいて、見落とされているかもしれない、足場の「シート結束資材」にスポットを当ててみました。
足場にシートを止める主流は「60年以上変化ナシ」!?
実際の現場を取り仕切っている現役職人さんたちに聞いてみると、
「ひもで縛る」
が、圧倒的多数のようで、一般的に利用されている方法のようです。
しばるのに使われる資材は、シート結束紐などの名前で、一定の長さにカットされたものが資材屋さんなんかでも売られています。
ごく稀に、番線などを使って固定している例もあるようですが、紐で縛る方式の方が圧倒的に多いようです。単管にはビニールやシートを挟んで止めるパッカーというクリップのような資材もあります。でも、よく使われているのは園芸資材で、ビニールハウスやちょっとした資材置き用の屋根に使われる方がメインのようです。
面白いのは、このシート結束の方法は60年前から、全く変化していないこと。
足場そのものは、丸太や単管抱き足場に始まって、より安全なもの、より使いやすい物へと進化している一方で、シート固定方法だけは、あまり劇的な変化がないようです。
シート結束は紐じゃないとダメ?と言うわけじゃないけれど・・・?ここまでくると、単純に、
「なんで紐じゃないとダメなわけ?」
って疑問も浮かびますよね。
職人さんや親方に疑問をぶつけてみましたが、特にこだわっているとかいうわけではなく「昔からコレでやってたから。」的なお返事が返ってきました。
「シート結束バンド」「シート固定用クランプ」なども登場しているものの、決定的なモノが出てこない、というのが現状のようです。つまり、「もっといいもの」が出てくれば乗り換えることも考えられる。ともいえそうです。
そんな中、シート結束の救世主になるかもしれない次世代製品が誕生している!?という情報が!?
詳しくは改めてお送りしたいと思います!
友達にも鳶の事を教える。