先日から駆け足でお伝えした足場法改正注目ポイント。今回は足場法改正注目ポイント以外に記載されている安衛則に定められている法定の墜落防止措置以外の実施陽性事項をまとめています。
一応公的な機関が発行している内容ではありますが、ハッキリ言って至極一般的なことです。笑
鳶職人の皆様がいつも実行できていることなのは重々承知ですが今一度紹介させていただきます。
1 足場の組立図を作成しましょう
足場の組立図を作成し、手すりなどの足場用墜落防止設備の設置や足場の点検を確実に行いましょう。
2 足場の組立て等作業主任者の能力向上を図りましょう
労働安全衛生法第19条の2に基づき、定期的に「足場の組立て等作業主任者能力向上教育」を受講させるよう努めましょう。
3 上さん・幅木の設置など「より安全な措置」をとりましょう
特に足場の建地の中心間の幅が60cm以上の場合、足場の後踏側(躯体側と反対側)には、荷揚げなどの作業に支障がある箇所を除いて、次の措置をとりましょう。
① わく組足場では、下さんの代わりに、高さ15 cm以上の幅木※を設置
※ なるべく背の高い幅木にしましょう。
② わく組足場以外の足場では、手すりや中さんに加えて幅木などを設置
わく組足場について、特に足場の後踏側には、荷揚げなどの作業に支障がある箇所を除いて、上さんを設置しましょう。
4 足場の点検は、十分な知識・経験を有する方で、組立てなどの作業の当事者以外の方が行いましょう。
事業者や注文者が行う足場の組立て、一部解体または一部変更の後の点検は…
(1)足場の組立て等作業主任者で、足場の組立て等作業主任者能力向上教育を受講している方、労働安全コンサルタント(試験の区分が土木または建築である方)など労働安全衛生法第88条に基づく足場の設置等の届出についての「計画作成参画者」に必要な資格がある方、全国仮設安全事業協同組合が行う「仮設安全監理者資格取得講習」、建設業労働災害防止協会が行う「施工管理者等のための足場点検実務研修」を受けた方など、十分な知識・経験がある方によって、チェックリストに基づき点検を行いましょう。
(2)足場の組立てなどの作業に直接従事した以外の方が行うことで、客観的で的確なものとしましょう。
5 足場で作業を行う労働者などの安全衛生意識の高揚を図りましょう
足場上での作業手順の徹底や、足場の点検による墜落防止設備の不備をなくし、不安全行動を生じさせないような安全意識の高揚を図りましょう。
以上です。こちらはすべて厚生労働省のホームページにも記載されています。
再三になりますが安全に仕事をするにあたって当たり前のことが書かれているものです。
友達にも鳶の事を教える。