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【鳶とお金】銀行カードローンは本当にオトク?危険な過剰融資に注意!

銀行のサービスが「信頼できない時代」!?

テレビの特集番組などで問題視されている、銀行カードローン。
一人親方の事業資金補てんや、鳶職人でも、「ちょっと借りたい」なんて場面で、

「銀行だから低金利。」
「サラ金じゃないから大丈夫!」

なんてキモチになりませんか?

ところが!実際は様々なトラブルを招いて、金融庁が動きだす事態となっています。
今回はそんな銀行カードローンをめぐる最新情報をお届けします!

銀行のカードローンなのに「高金利」なカラクリ!?

貸金業法改正のあおりに、過払い金請求の嵐で、消費者金融(サラ金)が低迷している一方で、銀行が急速に「カードローン」に勢いを延ばしているようです。
過払い金請求では、銀行の「借り換えローン」が低金利と評判を呼んで、利用者が殺到したと言われています。

他方、不動産業界では住宅ローンの低金利時代を迎えて、若い夫婦や独身女性でも不動産を買ったり、投資目的にマンションを買っていたりする時代。
銀行は低金利でお金が借りられる金融機関というイメージが身近になった感じがします。

ところが!そんな銀行のカードローンがオーバーローンで自己破産が続出している現実が!

今、銀行ローンは間違った使い方をしてしまうと、返済地獄に陥る危険があるのです。

本当に低金利?カードローンの金利を比べてみると?

鳶職人とマイナンバー

銀行カードローンの金利は本当に低いのでしょうか?
いくつかの有名ランキングサイトで、銀行カードローンの人気ランキングを調べてみると、低金利と言われている銀行で9%前後から14.5%くらいとなっています。

更に、広告などで見ると、金利は「0.9%~14.0%」のように、幅を持たせた表示になっているところがミソ。
借りる側の心理として、「低い金利で借りられる」と無意識に思いこんでしまいやすいので、実際に借りた場合に期待したものより高い金利になる可能性が十分にあります。

また、返済方法をリボ払いにしてしまったりすると、加算される「手数料」も要注意!

銀行にとって手数料こそ、収益の目的です。手数料を加えた「実質金利」で計算すると、とんでもなく高い割合になるケースがとても多いのです。

銀行カードローンは「総量規制」がない!

銀行のカードローンでトラブルとなるもう一つのケースが「オーバーローン」です。収入に対して返済負担が大きくなりすぎて、払いきれなくなり自己破産に陥るケースが徐々にふえているようです。

金融機関として信頼が厚いはずの銀行で、なぜ、オーバーローンが発生してしまうのか?
専門家の指摘によれば、その最も大きな原因は「総量規制がないこと」だといいます。

総量規制とは、消費者金融でキャッシングする時の限度額のこと。
キャッシングで借りられる金額は、年収の三分の一を超えない金額となっています。キャッシングの利用が複数ある時は、借り入れている合計額が限度額に収まっていなければなりません。

80年代、「サラ金地獄」と言われた、オーバーローンによる生活破たんや自殺を教訓に、借金で借りた人が破たんするのを防ぐために作られた新しいルールです。

ところが、銀行カードローンは、この総量規制の対象になりません。規制がないから、オーバーローンのリスクが消費者金融よりも高いということになってしまいます。

ヤバイ!と思ったらプロに相談を!

銀行カードローンで「返しても返しても終わらない」と感じる状態に陥ったら、とにかくプロに相談してみましょう。借金苦の状態になってしまう最大の原因は「自分がいくら借りて、今どうなっているか良く分かっていない」ことがあげられます。ですから、客観的で正確な検討が必要です。

最寄りの税理士や行政書士、司法書士など、法律とお金の専門家に相談してみましょう。
借金を一気に減らすことは難しくても、借り換えや組み換えによって、無理なく返せる形に調整することが可能かもしれません。

友達にも鳶の事を教える。

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