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過不足に要注意! 鳶が知っておくべき保険の極意 

皆さん、「保険」って入ってますか?
「労災に加入してるよ」なんて単純なことを言ってちゃだめですよ。
鳶は体が資本、ケガをして働けなくなったら収入もなくなってしまいます。
ぜひこの機会に保険を考えてみましょう。

「労災」と「任意保険」

まず労災。特別加入とも言いますね。
これは一人親方である鳶の方なら皆さん加入されていると思います。(入ってない人は現場で働けませんよ)
この労災、ケガをしたときに支払ってくれるお金は2つ。

一つは病院代。

もう一つは月額掛け金に応じて一定額を働けない日数分支給してくれます。

ではこの特別加入があればケガをしてもお金は大丈夫なのでしょうか。

答えはNO。

たとえば日当15,000円の職人さん。
1か月の収入は本来30~40万円ぐらいのはずですよね、
この職人さんが月額掛金5000円の特別加入に入っていて、ケガで1か月働けなかった場合どうなるかというと、
政府から支払われる保険金はおよそ15~20万円ぐらいです。(※厳密な数字は加入している保険組合さんにお聞きください)
今まで30~40万円の収入があった人がこれだけ収入が減ってしまうとなかなか大変ですよね。
そこで必要になってくるのが任意保険です。
この任意保険、種類が多数ありすぎて全部を紹介するのが難しいので加入の際の基本的な考え方をお教えしちゃいます。

無駄なく保険に入るその極意とは?

それはずばり「必要な金額分だけ補償される保険」に加入する、ということ。
保険というとややこしいイメージがありますし、事実そのややこしさを利用して不要な保険を販売している会社もあります。
必要以上の保険加入にならないようにするには

① 1か月に必要な金額を考える(難しいなら今の月額収入の7割とでもしておきましょう)
② ①から政府労災でもらえる金額を引く
③ 足りない金額を任意保険でカバー

上記の日当15000円の職人さんの例で考えると

① 1か月に必要なお金30万円×7割=21万円
② 政府労災からの支給額15万円なら足りないのはあと6万円
③ けがしたら6万円分もらえる任意保険に加入

…となります。

保険会社の営業さんと話していると煙に巻かれてしまうこともありますが、
この「けがしたら●万円必要なんだ」という意見をお持ちであればスムースに話が進みます。
保険加入の際にはぜひ活用ください。

友達にも鳶の事を教える。

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