ワカトビ連載も大詰め、第8回をお送りします。
今回は新人鳶職人の一日を具体的に紹介していきます。
いろんな解説をしてきましたが鳶職人がどんな時間軸でどんなことをしているのか、ご理解深まればと思います。
それではどうぞ!
1.集合時間
集合は朝の6時から7時の間に集合することが多いです。
会社から近い現場でも、通勤ラッシュの渋滞が多い地域なので時間に余裕をもって出発します。
出発のための準備もあるので、集合時間の10分前には会社に到着するようにしています。
現場に向かう道中の馴染みのコンビニで朝ごはんを買って社内で朝食をとります。
2.現場到着〜作業開始
現場に到着したらすぐに、先輩職人と一緒に現場の状況を確認して回ります。
その中で、本日の作業の流れと危険個所の確認をみんなで行います。
作業が始まると、新人の主な役割は部材の運搬と、足場の中段に入り部材の荷上げを行います。
3.午前の休憩
午前10時頃、作業を中断して休憩に入ります。
この時に、先輩職人との世間話に加わることが早く打ち解けるコツです。
4.作業再開
さて、昼休憩まで一気に突き進みます。朝早くから活動するのでお腹が空いてくる頃。
早く昼休憩にならないかな〜??
5.昼休憩
12時には昼ご飯休憩に入ります。
現場近くのコンビニを利用することが多いですが、おいしそうなお店があるとそこに入ることもあります。
この仕事は、いろいろな地域に赴くので、その場所のおいしいものを食べるのが楽しみでもあります。
6.午後作業再開
中段に入って荷上げをしているだけでは、一人前の職人にはなれません。
先輩の作業を観察したり、どんな足場が完成するのかを、自分なりに想像したりしています。
7.午後休憩
15時頃に、休憩に入ります。
一日中体を動かしているので、トラックで昼寝をすることが多いです。
8.作業再開〜後片付け
本日の作業が終わると、残った部材をトラックに積み込み、現場周辺の清掃を行います。
帰りのトラックでは、作業中の疑問など先輩職人に聞いたりすることが多いです。
9.会社到着
会社に到着したら、トラックに残った部材を片付けて、翌日の現場の準備を行います。
準備が完了したら、本日の仕事は終了です。
お疲れ様でした!
———————-
いかがでしたでしょうか。
リアルに彼らの1日を想像していただけたでしょうか。
私が働き始めた直後の感想は「意外と休憩が多いなー」でした。
体を動かし続けるので適度の休憩は必須なんですけどね。
鳶業界では若者の就業をお待ちしています。
少しでも興味を持たれたらぜひお近くの足場会社に飛び込んでみてください。
きっと歓迎してくれるはずです!
友達にも鳶の事を教える。