現在連載中の新人鳶職人に向けた特集、ワカトビ。今回はワカトビ番外編としました、とある足場会社で働く4ヶ月目のルーキー鳶職人N君に、近況を教えてもらいました。それを温かい目で考察していきましょう!先輩鳶職人さんは当時の気持ちを思い出しながら眺めて下さいね!
さてさて、現在連載中の【ワカトビ】楽しんでいただいていますでしょうか。
今回はとある足場会社の新人鳶職人N君に協力をいただきまして、近況を執筆してもらいました。それだけを載せるのは赤裸々でN君も恥ずかしいと思うので(笑)、ワタクシ鳶人の中の人の考察も交えながらお伝えいたします♪
では参りましょう!
—-ズバリ!毎日とにかく楽しい!!!—–
“鳶を初めて四か月になります。鳶をする前はとにかくしんどくて怖い人たちが多いというイメージでした。しかし、いざ始めてみるとどの職人さんも丁寧に教えてくれるしいい人ばかりでした。
見た目がとても怖い人でも実際はとても優しくそのギャップに驚きました。世間での鳶のイメージと実際は全然違うことを知りました。
仕事内容はとにかく楽しいです。涼しい部屋でかたかたとパソコンを使うよりも太陽の下で体を動かしながら働くほうが気持ちいいです。
足場は説明書のないプラモデルみたいなものなので、自分で考え組み立てていき最後に完成した時の達成感も最高です。その足場の上から眺める景色は絶景です。”
おお〜、いきなりなんともフレッシュで気持ちの良い回答をいただけました。笑
(ここで、ツライつかキツいなんて書かれていたらどうしよう…なんて思っていました。涙)
そうですね、鳶職人を含め建築土木業の醍醐味の1つとして“リアルなプラモデルやジオラマを組み立てる”という表現がなされることはごくたまにあります。上記のように自分たちで考え抜き、みんなで力を合わせてモノを組み立てていく。しかもその過程や成果が目に見えて判るというのは鳶職人(だけではなく近しい建築土木業)の大きな魅力の1つです。
また、鳶職人さんは見た目は怖い人もまあたしかにいるかもしれません。泣 でも、蓋を開ければみんな優しい先輩鳶職人なのですよ!たしかに話しかけづらかったり口数少ないシャイな先輩もいますけどわかってあげて下さいね!笑
—-自分次第ですぐに仕事のレベルが上がる!!—-
鳶職で最初にぶつかるのはやはり筋力だと思います。とにかく重たい。でも、1週間もあれば最初は持てなかったものも持てるようになり、一か月もあれば体はなれます。
それからはまずはどう組み立てるのかを考え、わからないところは職人さんに聞く。そうすれば、数年で職長にだってなれます。本当にこの仕事は自分次第で稼げます。
筋力…これは現在鳶人でも特集している【筋トレコラム】を参考にしていただきたいと思います。笑
分次第ですぐに仕事のレベルが上がる!!というのは本当で、自分の成果がダイレクトに反映される業界だと思ってよいでしょう。現場で足場が組み上がる過程が目で判り、先輩鳶職人と一緒に仕事をするので仕事ぶりも直で見てもらえるわけで、自分次第で仕事のレベルが上がるということに繋がっているのでしょう。
—-まとめ—-
まだ四か月しか経験していないけど鳶の世界にすっかりはまりました。こんなに恵まれた職場はほかにないと思います。皆さんもぜひ一度経験してみてください。きっとたくさんの良さを知れるでしょう。
すばらしいまとめですね!
まだまだこれから嬉しいこと楽しいことが待っていると思います。もちろんそれだけではなく、絶対に乗り越えられる高い壁や苦しいこともあると思いますが、それもルーキーN君(そして他の新人鳶職人さんも!)にとっても必要なことだと思っています。
しかしまだ4ヶ月目!真冬の足場仕事が待ってるぞー!笑 一緒に頑張っていこうぜ!!
友達にも鳶の事を教える。